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07話 その後幼馴染トリオは……

短いです。

 「今日は随分と上手くいったねー」


 アメリアの寮のロビーでくつろぐ私たち幼馴染トリオ。


 「そうだな」


 「みんな頑張りましたからね」


 放課後の作戦は滞りなく終了した。

 前準備として、柔道部とサバゲ部に星野先輩が保健委員の当番なのをリークした。

 それにより、星野先輩(の能力)を信奉している彼らは『今日は激しい部活動やっても大丈夫だぜ!』とばかりに怪我をして保健室になだれ込んだ。

 また男衆だけでは不安なので、星野先輩ファンで部長同士が仲の悪い手芸部と家庭科部にもリークしたのだ。

 あっ、もちろんワザと怪我したら星野先輩が嫌いになりますよ?とそれとなく南雲くんに伝えてもらったけど。 


 あとヒロインの動向をチェックするため、星野先輩非公式FCにそれとなくヒロインが星野先輩を狙っている情報を流した。

 それによりヒロインの動向を知ることが出来た。

 何と言いますか、乙女って怖いね。

 

 嘘放送は放送部に賄賂の高級杏仁豆腐詰め合わせ(伊織持ち)をあげてしてもらった。

 ちなみに事務局は定時上がり主義なので放送の時間には誰もいない。

 そんな感じの戦略だった。



 「明日の朝は南雲くんのイベントでしょ?大丈夫かなー」


 「正門前のイベントだからな。裏門から登校するって言ってたぞ。とりあえず3日は大丈夫じゃないか?」


 「もしもの時は私が迎えに行けばいいよねー」


 「さすがタクシー」


 「伊織、深海魚に興味ない?」


 「ごめんなさい!!」


 「あと昼休みは虹坂のイベントでしょ?」


 「ああ、猫の餌付けしている所に遭遇だったな」


 「それなら対策済みです。学園内の猫をすべて保護して一か所に集めてあります。現在は里親募集中で猫たちの世話を虹坂くんにお願いしています。もちろん、少しばかりの報酬を与えています」


 「趣味と実益をかねた作戦……隙がなさすぎる」


 「あいつが最近よく何所かいなくなるって聞くのはそのせいか……」


 「手厚く面倒を見てくれているらしいですよ?これで今回のイベントだけでなく他の虹坂くんのイベント自体が起こし辛くなるでしょう」

 

 「これでヒロインが諦めてくれるといいんだけどねー」


 「それは難しい気がする……」


 「それが一番ですけど……ヒロインが組織と接触する可能性もありますからね。というか、それを狙ってヒロインを妨害している訳ですが。とにかく、油断は禁物ということです」


 「そうだな。まあ、ヒロインが組織と接触したら俺は容赦しない」


 「もちろん私もだよ」


 「自分もですね。仕事ですし」


 「あ、ココア飲む?この間仕事で総理大臣の秘書さんに貰ったんだよねー。たぶん高級品だよ♪」


 「マジか、飲む飲む!!」


 「ああ、国家機密の書類を忘れて世界会議に向かったんでしたっけ」


 「そうそう、儂が持っているから大丈夫だーとか言ってたくせに家に忘れて行っちゃたんだってさ」


 「馬鹿な上司を持つと大変ですね」


 「報酬は高かったし、ココアは貰えたし割といい任務だったよ」


 「それより早くココア!」


 「お子様伊織は黙ってて!」


 私はココアを入れるために立ち上がった。




♦虹坂


ゲーム

超能力者否定思想を持つ親の元に生まれた。

後天的な能力者で中学1年の時に超能力者に覚醒。

そのせいで親に疎まれるようになり、不良の道へ。

能力はアニマルトーキング

動物の感情を読み、意思疎通ができる能力


本編

高1の時に生徒会メンバーとなった伊織&鈴花に不良行為をやめるように言われ、その際伊織に殴りかかった。

それに怒った鈴花が虹坂をボコボコにして(手加減はした)、その後呆れた蓮が虹坂へ自活の道を示した。

虹坂は伊織に、鈴花は虹坂に謝罪した。

自活の道を歩み始めた虹坂は黒髪眼鏡にイメチェン。

勉強とバイトに励む奨学生に。趣味は貯金と動物の世話。

もはやゲームとは別人となった。

今は学内で猫の世話をする手伝いをして、にゃんにゃんパラダイスを満喫している。

ちなみに伊織とは仲がいいが、鈴花とは犬猿の仲。


本人は一般人なので幼馴染トリオの任務とかは知らない。


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