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自分を知ろう。

ユニークが1000人をこえましたー。

ありがとうございますm(_ _)m


「まずはお姉さまのその姿……【妖狐】についての説明ですね。」


宿に戻ってきた私たちは部屋で話し合いを始めた。

先生はクゥ

私はフユの膝の上で話を聞いている。


「説明といっても、まだ公式発表していた部分しか解りませんが……とりあえず重要部分だけ書き出します。」


クゥは紙に幾つか書き出し私に渡してきた。

その紙には可愛いらしい丸文字で幾つかスキルが書いてある。


【獣人化(変化)】

【妖術】

【幻影】

【錬丹術】

【式神】


「上から説明していきましょう。まずは【獣人化(変化)】ですがこれは解りますよね?」


「うん。この状態だよね?」


とりあえず尻尾をぴこぴこ動かして反応する。


「半分正解です。実はこの【獣人化(変化)】ですが本来は自由な姿に変われます。多分お姉さまは経験不足のせいかその可愛らしい姿になったと思われます。」


「と、いうことは経験さえつめば好きな姿に変われるの?」


「多分……です。」


自信がないのかあまりきっぱり言わなかったクゥ。


「さて次ですが、【妖術】…これは人が使う魔法と同じ概念のものですね。まぁこれも経験不足のお姉さまにはまだ扱えませんし、私は使えないので詳しい説明は出来ません。」


「そっかぁ……誰か使える人探さなきゃね。」


「それについてはまた後で考えましょう。……さて、次の【幻影】ですが……これは影を使った上位スキルですね。相手に幻覚を見せたり、自分の分身を作るスキルです。これは尻尾が4本以上で使えると書いてあった覚えがあります。お姉さまはまだ2本…なので少し先ですね。」


「尻尾ってどうしたら増えるの?」


「知りません。」


「だよねー」


「次の【錬丹術】ですが………と………して……体内…で………を……です。」


錬丹術の説明をし始めた瞬間クゥは声が小さくなりもじもじ喋り始めた。

あまりにも何をいっているのか解らず、聞き直す。


「クゥ聞こえないよ?」


「っ!?……【錬丹術】は飛ばしましょう。…お姉さまには必要ありませんっ!!」


もじもじしたと思ったら急に怒り出したクゥ

なんで?

何度か問いただすものの……一向に答えてくれそうに無かったので聞くのは諦めた。

………


「フユ?後で教えて」


「解りました。実践しますか?」


「えっ?実践出来るの?」


「はいっ。私はそれにも対応してますので……」


「……私が説明頑張ってるのに二人でこそこそなに話してるの?」


クゥに聞こえないぐらいの大きさで話していたのだがバレてしまった。

フユに「後でね。」と伝えまた紙をみる。

実は次が1番気になっていた。


「【式神】ですが、かわりに戦ってくれる言わばフユの用な魔道人形の妖術番ですね。」


「せんせー。私これが気になります。」


「気になってもこれは私には説明不可能です。私が知ってる情報はそれだけですので……」


「えぇぇ……あっ、つくってよ式神。クゥなら出来るんじゃない?」


「むー。私の工房に行けば創れるかも知れませんが……」


クゥは腕を組み難しそうな顔をする。


「行けないの?」


聞いてみた。


「無理なんですよ。」


クゥに聞いたのに喋りだしたのはフユだった。


「多分ですが今、私達がいるここはF・Oの世界に酷似した別の世界なのです。確証がありません。ですが、私とマスターがこの町で目覚めたとき直ぐに【転移結晶】を使って工房に帰還しようと試みました。」


「駄目だったの?」


「はい。」


そういうとフユはポケットから転移結晶を取りだし私に見せてくれた。

私も一度試すべく自分のホームの町を思い描く。

転移結晶は使用者の一度行った所に移動ができる魔石なのだが

…………無理だった


「何かのシステムバグじゃなくて?」


「それも考えましたが……いやしかし……」


「……お姉さまもフユもストップです。今は世界がどうのこうのより、お姉さまの事が先です。どっちにしろ、もう私達にはこの世界が現実なんですよ。ここで生きればいいんです。」


「「………」」


「さて、よろしいですか?」


私とフユは頷く。


「とりあえずです。今の話からお姉さまの問題点が浮かび上がりました。」


「なに?」


「お姉さまは変化しか出来ない。しかも、戦闘には向かない……というより戦えないただの幼女なんです!」


びしっ!と指を刺されたが……


「………知ってる。さっき実感したし………私弱いもん………」


と、フユとの手合わせを思い出し落ち込む。

普段の私だったらあんな失態はしないのになぁ…


「マスター?カササギさんが落ち込んでしまいましたよ?」


そんな私を励ますようにフユは頭を撫でてくれた

優しく心がふわーっとするフユの手つき。

病みつきになりそう…


「うぐぐ……お姉さまがどんどんフユに引かれていってる気がします……」


「それでマスター?カササギさんの無能っぷりを叩き込んで次は何をするんですか?」


「クゥ……嫌い。」


「フユの方が酷い気がしますが……とりあえずお姉さまにでも使えそうな武器でも見に行きましょう。後はギルドとかですかね?」


「さっきの帰りに行けば良かったのに無駄に戻って来てさ……クゥ嫌い。」


「マスターが残念で申し訳ございません。」


「二人とも……私の扱いが酷くない?」


3人は再度町に出る準備を始めた。




F・Oでは戦い方、スキルの極め率、行動で上位職にクラスupします。

例えば、


『戦士』防御多使→『守護騎士』〔防御系スキル強化〕


『戦士』魔法多使→『魔剣士』〔上位魔法の解放〕


『戦士』多死→『死霊騎士』〔アンデット追加 光系以外の攻撃無効化・光系即死〕


等です。


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