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救世主など居ない。

書いてみた。

楽しんで貰えたら嬉しいです。


「お久しぶりですお姉さま♪」


「うん……そうだね。」


今の状況を説明しよう。

フユに抱えられていた私は、上から布を被され回りから見られなくされた後、宿屋に連れ込まれた。

そして布をとられた後、縄で縛られた。

縛られ方は……もう恥ずかしくて言えない。

とりあえず身動きはとれないとだけ覚えていて欲しい。


「ね、ねぇクゥ?お願いだからさ……服っ!来たいんだけど……」


後、素肌に縄って結構つらい。

動こうとすると擦れて……


「そういう理由をつけてお姉さまは私から逃げるおつもりでしょう?ふふふ……逃がしませんから♪」


手をわきわきさせながら近づいてくるクゥこと、【クゥネル】

F・Oを始めた頃から私をお姉さまと慕い、追いかけ、ストーキングしてくる変態娘だ。

なぜあの場にいたのか解らないが今の私には盗賊より質が悪い。

クゥは私に近づくとその小さい手で私のお腹を撫で始めた。

円を書くように、時にはその奥にあるものを刺激するかのように

そして遂にはお腹から上へ上へと上がっていき…


「ひゃんっ!?」


「まだ未発達ですがそれなりにかん――「ストップですマスター」――ちょっと!邪魔しないでよフユ!」


クゥを持ち上げ私から引き剥がしてくれたのはメイドのフユ

【ドール・クリエイター】であるクゥがつくりあげた人形。それがフユだ。

動き続ける限り使用者の魔力を際限無く使用するのが【魔道人形】

クゥはそれを創れるたった一人の少女だったりする。

そしてその最高傑作機【春夏秋冬】の冬にあたるフユ。

実はF・Oでは名の知れた有名人な二人である。


「私の拒まれ続けた愛が叶うの~離してー!」


フユの腕の中で暴れるクゥ

しかし、それを諭すかのように喋りだしたフユ


「マスター。今はそんな遊んでいられるほど暢気に過ごせる時間ではありません。終わったら好きにしていいですから大人しくしてください。」


「………仕方ないわね。ならお姉さまに似合いそうな服を選んできなさい。話はそれからにしましょう。」


「了解しました。……マスター私の居ない間に何かしたらお仕置きですよ?」


「解ったわよ~なにもしないわ♪」


「……カササギさん?何かあったら声を出してくださいね。」


少し心配そうにフユは別の部屋に消えていった。


「…………」


「…………」


大人しく待っているクゥ

餌を前に待てをさせられている犬のようで少し可愛いと思ってしまった……




「お待たせいたしました。」


ばんっと、扉があきフユが大量の服を持ってきた。

クゥはその塊から幾つか取り出すと私に見せてくる。


「どっちがいいですかお姉さま?」


「どっちも嫌っ!!」


クゥが持っているのはスク水と紐

片方は着るものですらないし、スク水とかなんで持ってるの?!

私に拒否られしょぼーんと落ち込むクゥ


「マスターのセンスは皆無です。どうぞカササギさん。」


フユならまともな服を選んでくれそう!

そんな甘い考えでフユを見ると手に服は見あたらず……


「絆創膏でいいですよね」


最上級の笑顔で絆創膏を渡された。

二人ともおかしい?!


「もういいよ!自分で決めるから」


私は狐にかわり縄を抜け出し人型に変わる。

………あ゛っ

最初からこれを使えば良かった……

そう後悔しつつ服を漁る。

そして私は良いものを見つけた。


「これなんてどう?似合うんじゃない?」


私が着たのは着物

狐っ娘と言えば和だよ!和!

二人の前で一回転してみたりちょっとポーズをとってみる。


「……ねぇフユ?」


「マスター……言いたいことは解ります。」


「そう?なら暫く楽しみましょ」


「そうですね。」


着物ではしゃぐ私を二人はいい表情で眺めていた。



【】は次回辺りの後書きに詳しい説明を載せます。


あるような無いような次回予告っ!


クゥによってもたらされる衝撃の事実。

そして完璧に存在忘れられている妹。

カササギの貞操は次回も無事かっ!?

次回、【貞操は誰のために。】

お楽しみにっ!




作者のテンションにより次回の内容は大幅に変更される恐れがあります。

ちなみに↑のタイトルはあり得ないです………多分。


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