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救世主?あらわる。

初の戦闘描写です。自信は無いです……

声が聞こえた先には2人の少女がたっている。

一人はゴスロリに身を纏った少女

そしてもう一人はメイドさんだ。

二人して草原には似合わない異質な雰囲気を醸し出していた。


「とりあえず~あの汚いのを片付けなさい『フユ』」


ゴスロリ少女はカササギを囲んでいる盗賊二人を指差しメイドに命令を出す。


「全く。たまには自分で戦って欲しいものですが……了解しましたマスター」


メイドは武器を持たずに盗賊達に向かって走り出す。


「あ、アニキ?!ど、どうしますか!?」


「焦るな!まっすぐ突っ込んでくるんだ。迎え撃ちにしてやるぞ!」


そういって盗賊二人は各々武器を構える。

盗賊Aはサーベル

Bは杖だ。


「………フレアっ!」


盗賊Bの杖に小さな火の玉が現れメイドに向け飛んでいく。

いくつもの火の玉が迫るが、メイドは更に速度を上げた。


「甘いんですよ」


火の玉に触れる直前、最小限の動作で全ての攻撃を回避した。

そして盗賊Aのサーベルもひらりとかわし、後方で新たな魔法の準備をしていたBの懐に潜り込んだ。


「吹っ飛べです。」


「っひぃっ?!」


メイドは拳に魔力を纏わせ、Bの鳩尾に一撃を叩き込もうとしたのだが、


「俺様の事を忘れるなぁっ!」


Aのサーベルによって阻まれてしまう。


「………マスター。2対1は面倒です。手伝ってください。」


「………嫌よ。汚れるじゃない……服が!」


「………クズマスター」


「っ!よそ見してんじゃねぇよ!」


「おっと……会話中です。邪魔しないで下さい。」


「かんけぇねえよ!!」


メイドはゴスロリ少女と会話をしながらAのサーベルをかわしていく。

Bが距離をとるのをメイドは見逃し、Aにターゲットを変える。


「まったく…攻撃が単調すぎてつまらないです。」


メイドの動きが止まり、チャンスと思ったのかAは今一番の力で横薙ぎにサーベルを振るった。

そんな、Aの渾身の一撃をメイドは魔力の込められた右手で叩き割った。


「なっ!?嘘だろ……刃が……」


「戦いの最中に動きは止めない方がよろしいですよ?」


「えっ…ぐぼぁっ!?」


武器を破壊され、動きを止めたAにメイドの拳が鳩尾にめり込んだ。

Aは意識を失い崩れ落ちた。


「さて、後はあなただけです。」


「ち、畜生っ!アニキのかたきだぁぁあ!赤く燃ゆる焔よ!集いて敵を焼き尽くせぇぇっ!フレイム・タワー!!」


「ほぅ……上級魔法ですか。」


Bが唱えたのは詠唱をする事で威力や範囲を上げた上級魔法。

それは完成しメイドの回りに幾つもの炎の柱が現れた。

そしてそれは徐々に集まり

メイドを飲み込み一本の太い柱になる。

『フレイム・タワー』

名前の通り、炎の柱を出現させ、対象を焼き付くす魔法だ。


「ふ、はは……ざまぁ……みろ……」


Bは自分の中の全魔力を注いだ一撃に笑みを溢した。

でも……それは直ぐに崩れる。


「……まぁ、いい一撃だとは思いますよ。スライムやミニゴブリン程度の的なら一瞬で焼き尽くせたでしょう…」


炎の柱からメイドの声が聞こえたかと思うと、炎の柱は掻き消えた。


「まぁ私には傷1つつけれませんが……あっ、服は焦げましたね。」


「なっ…う、嘘…だろ?」


焦げた服の先を払い落とし、メイドは拳に魔力を一段と込める。


「服を焦がした償いをしていただきましょう。……まぁ安心してください内臓が飛び散らない程度に手加減はしてあげますよ。」


「ちょ、ちょっと待ってくれ!!まだ死にた――「待ちません。」―うがっ!」


Bの腹部にメイドの拳が撃ち込まれた。


「………さて、ミッションクリアでしょうかマスター?」


「うん。服さえ焦がさなきゃ満点だったよ~」


「…すみません。ちょっと遊んで見ました。」


「ま~その狐っ娘確保して町へ帰ろー。」


「はい。マスター」


まだバウンドの効果で動く事ができず、地面に突っ伏しているカササギを拾い、メイドは主の所へ戻る。


「マスター……この娘はやはり…」


「確信は無いけど多分ね~私の中のセンサーが反応してるわっ~」


「まったく…主を選べないのは酷ですね。」


うへへぇ~と表情が緩んだゴスロリ少女

そんな主の姿にため息をつくメイド

そしてその脇でがくぶる震えているカササギ。

3人?の人影は草原から立ち去った………


実際どうなるか解らない次回予告っ


町に連れ去られた狐っ娘カササギ

そこで待っていたのはゴスロリ少女と、メイドによる着せ替え遊び!


「スク水か紐どっちがいい~?」


「片方衣類じゃないよ?!」


「マスター……絆創膏はどうでしょう?」


「いいねそれ!」


「よくないっ!」


さてこんなことは起きるのでしょうか?

全ては私のやる気次第です。


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