プロローグ3
昨日は諸事情により更新できませんでした↓
とりあえず今回でプロローグ最後です。
結ちゃん一人称でいきます。
「私は神様なのですっ!」
気がつくと一人の少女が目の前で両手を挙げてそう宣言していた。
「………」
取りあえず………状況の理解が出来ない。
たしか私はF・Oにログインしたはずだ。
しかし、今私がいる場所はMAPに表示されない不思議な場所。
水平線上にあるのは青い空と白い雲。
そのなかに、花壇や白い机。更には柱が何本もたっている。
不思議な事はもうひとつある。
目の前にいる少女だ。
少女にはHPゲージやPネームが無い。
これらはF・OのPキャラなら絶対表示される筈なのだが……
それに少女の容姿
腰まである長いツインテールは銀色
肌は陶器のように白く、白いワンピースに身をつつんでいる。
プレイヤーの髪の色のレパートリーには銀色が無いので……バクのCP?
「バ、バグじゃありませんっ!神様だからですっ!!」
………読心術のスキル?
そんなスキルあったっけ?
「スキルじゃありませんっ!私の神様としての力ですっ!」
人の思考を読むなんて……変態ですね。
「えぇええっ!?へ、変態ってひどいですっ!」
ころころと表情の変わる少女
ちょっとからかいがいがあって面白い。
……さて、ふざけるのもこれぐらいにしておこう。
「全く…神様をからかいすぎですっ!」
「すみません神様(笑)」
「(笑)はいりません!」
ぷくーと頬っぺたを膨らませて私を叩いてくる神様。
うん。可愛い♪
「っと、そういえばここは何処ですか?見たこと無いステージですが……」
もう一度辺りを見渡す。
うん。解んない。どこ?
「ここは神様が世界を管理する部屋です。F・Oの世界…また、貴女の体がある世界とは別の場所です。私はあるお願いがあって貴女を呼びました。」
さっきとはまるで違う真剣な眼差しで見つめる神様
別の場所っていったい……
それにお願いって…
「私は貴女に私の後を次いで欲しいと思っています。どうか…考えてください」
お願いします。と頭を下げられた。でも、
「いきなりそんなこと言われても……私は」
直ぐに答えなど出せない
私には待っている妹がいるし、神様の事もしっかり理解出来てない。
「もちろん、答えは今じゃなくて大丈夫です。まだ時間はあります。心のすみにでもおいていてください。」
神様はそういった後、指をパチンッと鳴らした。
すると、私の足元は歪み、底無し沼のようになった。
私の体はそれから逃れることができず、徐々に沈み始めた。
「貴女がこれから行くのはF・Oの世界……いえF・Oに似て非なる新なる世界。妹さんもそこにはいますから……楽しんできてください。」
すでに腰までが沈んでしまい、神様に目線が近くなる。
「私からの餞別です。待ってますから」
そういって私の方が神様より目線が下がった時だった。
少し顔を赤くして神様は私のおでこにキスをした。
「では、また会う日まで………待ってますから。」
神様がもう一度指を鳴らし、私の視界は完全に黒に染まった。
次回から本編スタート(予定)!!
あらすじとタイトルまだしっかり決まってないです↓↓