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別れとこれから。


書きたいことはあれども文字に起こすのが出来ず、迷走中です。

ぐだぐだ、読みにくいと思いますがごめんなさい。

早く回復したい…


盗賊襲撃から数日がたった。

クゥの予定していた特訓はフユの右腕破損により出来なくなり、かわりにテナにしてもらっている。

特訓とはいっても、殆んど木刀による手合わせ。

私の刀を使った技術をあげるためらしい。

そんな今日の特訓も終わり、クゥのいる宿に帰る。


「ただいまー」


「あ、お嬢様…」


部屋の扉を開けるとクゥが荷造りをしていた。


「……お出掛け?」


「……実はですね。」


深刻な表情のクゥ

奥には眠っているフユの姿が見えた。





「――――と、言うことです。」


簡単に説明するならば、クゥはフユを直すため町を出るらしい。

話を聞いた限り、フユの状態はかなり深刻みたいだ。

千切れた右腕から魔力が溢れ続け、最悪の場合廃棄

私が特訓している間、どうにか魔力が溢れるのを最小限に止め

直そうとしたらしいのだが、パーツが足りずここでは直せなかったらしい。

集めた情報で、別の街に魔道人形を積極的に開発、研究している所があるらしくそこへ行くとの事


「お姉さまはどうされますか?」


今日までの特訓で人並みに自衛は出来るようになった。

でも、私はついていっていいのか?

前は執拗に追いかけてくるストーカーで敬遠していた

でも、助けられ日々を過ごしクゥや、フユとの生活がが楽しくなっていた。

でも私は気がかりが一つある。

私を狙う人だ

私の種族妖狐は不老不死の薬、金丹を作ることが出来るらしい。

しかし、それを求め乱獲され今では両手で数えられる程に減ってしまったらしい。

私がいれば襲われる。

そう考えれば答えは一つしかない。


「私はこの街にいる。クゥの足手まといにはなりたくない。」


「そうですか……わかりました。」


少し悲しそうな顔でクゥは呟き荷造りを再開した。





「これで最後です。」


私も手伝ったので荷造りは直ぐに終わった。

荷造りといっても最終的にバック一つなのだけど…

休憩がてら尻尾のもふもふを堪能しているとクゥはベッドで寝ているフユの元へ向かった。

そしてぼそっと何か呟くとフユの体は青白い光の塊へ変わった。


「な、なにそれ?!」


驚いた拍子に尻尾を強く握ってしまいちょっと痛かった。


「運びやすくするために、フユを魔石に変換しました。」


クゥは簡単に説明し終わるとそれを透明な瓶へとしまう。


「これはあまり外気にふれさせ過ぎると壊れてしまうので……。では、お姉さま。私はこれで……」


鞄を持ち、クゥは部屋から出ようとする。

私は宿先まで見送るために一緒に向かうた


「フユが治ったら連絡してね。」


「当たり前です。……大好きですお姉さま。ごめんなさいっ!!」


「…?」


いきなり告白されて謝られる不可解な行動

私は反応出来ず、走り去るクゥに何も言えなかった。


「いっちゃった…」


「ちょっといい?」


なんだったんだろう。

そう思い、部屋に戻ろうとしたところ誰かに声をかけられた。

私がその声のした方を見ると一人の女性が立っていた。


「今出てった人と一緒に部屋を借りてる子よね?ちょっと来てくれる?」


表情の読み取れない無愛想な顔ながらも、大人な雰囲気を醸し出している。

今の私には凄く羨ましい姿だった。

そんな人に言われた一言


「は、はいっ。」


同性だし大丈夫か…。

そんな安直な考えで私は返事をし、その女性の後を追った。

この後起きる事も知らずに……


ご指摘、感想、等あればお願いします。

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