私は見てるだけ。
1日遅れました。
後半作者赤面タイム始まります。
お楽しみ下さいませ。
「あぁ…お姉さまっ!」
今回はとりあえずクゥの膝の上に乗った。
服着せてもらえなかったり、縄で縛られたり、身体を弄られたり、無力さを叩きつけられたけど、今はフユの所には……
と、私がクゥの膝に乗ったところで話が始まった
最初はちょっとした自己紹介から。
店員さんの名前はテナというらしい。
私は狐状態なので自己紹介中はクゥの膝で大人しくしてた。
私の番では「お姉さまは私のものです~」とクゥが紹介したせいで「そ、そういう関係なのかな?」とテナさんが勘違いしたりしてる。
と、暫くわいわいしたあとで本題にはいる。
「3人をつけてる怪しい人がいたからさ、何か訳ありかな?って思ったんだけど……」
テナがそういうと空間に画面が現れた。
その画面にはさっまで私達がいた武器屋の中が写っている。
そしてそこに現れる2つの人影。
あっ、盗賊AとB
「もしかして知り合い?」
「知り合いですが……まだ懲りてなかったようですね。」
私がフユの所にいかなかった怨みが全て二人に注がれる。
今のフユが攻撃したら敵が爆散しそうな位の魔力を纏っている。
「どうするの?もしあれだったら消せるよ?…この世から」
笑顔で消せるとか言わないで下さい……怖いよ。
「もう良いんじゃないですか?消しちゃって~」
クゥも黒いっ!?
「じゃあ、とりあえず呼び出しますか。」
テナはそういうと扉を作り出ていった
そして……
「見つけたぞっ!激強メイドに!魔獣っ!」
その扉から盗賊Aが怒りを顕に空間に入ってくる。
それを追うように盗賊Bも警戒しながら空間に入った。
「はいっ2名さまご案内~」
テナの掛け声と共に空間が歪む。
そして気がつけばそこは草原に変わっていた。
「あ、あれ!?兄貴っ!兄貴っ?!」
一人にされたのにおろおろし始めた盗賊B
あっ、私でも倒せそう。
「あらら……どうやらハズレはこっち見たいで――っがっ?!」
テナさんが喋りきる前に後方に吹き飛んだ。
えっな、なに!?
「誰がハズレですか?誰が?」
テナさんを吹き飛ばしたのは盗賊Bだった。
さっきまでの弱々しさなど片鱗もなく手には杖では無く、剣が握られている。
「はぁっ…全く検討違いでした。こちらが私達と同じ人だとは……」
同じ人?
「何をぶつぶついってんだよ?。……まぁいいや。もう殺すから」
盗賊Bは剣を掲げ魔法を使うべく詠唱を始めた。
「空に輝く数多の星よ。その輝きで悪を滅せっ!…スター・レイン」
魔法が完成し、上空に幾つもの光の玉が現れていく。
その玉はテナさんの上空を隙間無く埋め尽くしていく。
「落ちろ。」
盗賊Bの言葉と共に幾つもの光の玉がテナさんに降り注いだ。
「テナさんっ!!」
私は人型に変わり、テナさんの名前を叫ぶしか出来なかった……
盗賊A・Bには名前がありません。
……単に名前つけるのが面倒なだけです。
次回からバトル突入につき、作者ずっと赤面タイムだよ!
いつかこの恥ずかしさが無くなってほしい……。