来るはずだった親友が死んだ15
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今日こそは叶翔に本当の自分の気持ちを伝えなければいけない。そして、早くりんとも仲直りをしてしまいたい。そう決意し、学校へ足を運んだ。
「おはよう。咲久」
「やっと、本人に伝える気になった?」
私は咲久と目を合わせて、頷いた。すると咲久は嬉しそうに私に向かって微笑んだ。
りんが、教室に入って、準備が終わったタイミングで話しかけようと考えた。
りんが、教室に入ってきた瞬間は心臓が鼓動を打っている音が聞こえたが、安心しろ、私なら行けると言い聞かせていた。だが、りんの足は、自分の机には向かわず、私にへと近づいていった。
これはチャンスかも知れないと、思いりんに話しかけようとした瞬間りんの手が私の頭へ伸びていった。何をするんだと思ったら、りんは思いっきり私の手を掴んできた。
「り、りん?」
「やっぱり、仲直りしよ」
今までに聞いたことのない暗い声が聞こえ、体が一瞬ビクッと跳ねた。
「りん、私話したいことがあるの」
りんは、まるで昨日のお母さんのような顔をした。そして、なに?と小さな声をあげる。
「私やっぱり叶翔と別れようと思う」
りんは驚いていた。
「なんで?」
「まあ、いろいろと理由があって」
りんは頷いて、りんの手を私の後ろに回した。そしてハグをした。
「ごめん、ほのか。ほのかに裏切られたと思って悔しかったの」
「こちらこそ本当にごめん。ごめん、ごめんね」
改めてりんの向き合うとりんは、頑張ってと拳を私に向け、私も同じポーズをする。グータッチをした。嬉しくて涙が出てきそうだった。ありがとう。りん。
友情とはお互いが同じ関係をもち、平等で、この人とだったら一緒にいたいと思うことだと思った。




