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異世界転移〜クラスで最弱だったけど、転移したら最強だった〜  作者: むう
一章 なんか最強らしいんですが?
7/17

七話 異世界初の街

第七話です!

楽しんでいただけたら幸いです。

 森から抜け出した俺と梨里は、とりあえず街を探すことにした。

「いや〜、なかなか見つからないな。そこら中草原だし、街なんてあると思うか?」

 暇なのでそんな疑問を梨里に聞いてみる。

「さぁ?少なくとも、どこかにはあるはずだけど・・・」

「そうか、梨里でもわからないか・・・」

 梨里は頭は良いので、ちょくちょくグー◯ル先生みたいに質問しているが、異世界だとだめっぽいな。いや、異世界に詳しいほうがやばいか・・・。

「なんか失礼なこと考えてないでしょうね?」

「いや!?ソンナコト、ナイよー?」

 棒読みで答えると、ジト目を向けられた。辛い・・・。


 適当に散策していると、《気配察知》に引っかかったゴブリンの群れがいた。その中に目立った魔物がいるので《鑑定》を使って確認する。〈ゴブリンジェネラル〉という魔物だ。速攻で潰すかと考え、動こうと思ったが、考えを変えた。

「梨里」

「ん?どしたの?」

「向こうにゴブリンの群れがいるんだけど、梨里が戦ってみて」

 俺がそう言うと、梨里は焦った顔で、

「む、群れぇ!?無理無理!ゴブリン2体とかならまだしも、群れでしょ!?無理無理無理!!」

 と却下された。しかし、

「俺がいつまでも一緒にいれるとは限らないんだぞ?なら少しでもレベルアップしておくべきだ」

「っ!でも・・・」

 やはり、迷ってるらしい。でも、もう一押しで行けそうだ。

「なんかあったら、俺が対応するから。な?」

「・・・うぅ、わかったわよ・・・」


 ――数分後。結果だけで言えば、梨里は強かった。とんでもなく。

 まず、彼女は火魔法をぶっ放してほとんどのゴブリンを殲滅して、最後に〈ゴブリンジェネラル〉をやすやすと倒し、終わった。

「・・・俺、必要あった?」

 実際、梨里自身も驚いていた。そこでふと気付く。《鑑定》で梨里のステータスを見れないかと。

「梨里のステータスを見ていいか?」

「え?そんなことできるの?他のクラスメイト達は見れないって言ってたけど・・・」

「まぁ、できるかわからんけど、やってみる価値はある」

 できなかったらできなかったで、そん時に考えよう。

 俺は《鑑定》を使い、意識を梨里に集中すると、ステータスが見えた。



 星野 梨里 〈Lv〉31

 〈HP 950〉 〈MP 1500〉

 〈加護〉魔神の祝福

 〈ユニークスキル〉《道化師》

 〈スキル〉《魔術 Lv.15》〈回避 Lv.7〉〈身体強化 Lv.5〉

 〈魔法〉《火魔法》《召喚魔法・下》《強化魔法》《混合魔法》

 〈耐性〉《状態異常軽減》


 ・・・普通、スキルって、こんな少ないのか。改めて、自分のチートを理解した瞬間だった。


 俺達は、街を探して歩き回るが、

「・・・だめだ、このままじゃジリ貧だ・・・。何かしら良いスキルは・・・」

 ん?《飛翔》?こんなスキルあったっけ?まぁ、飛ぶってことだろうし、上から見るのも手だな。あ、《千里眼》ってスキルもあったな。《飛翔》で空飛んで、《千里眼》で確認するか。

「梨里、ちょっと休んでいいぞ。上から探してみるから」

「上?」

 俺は《飛翔》を使うと、空へ高く上がり、周りを見渡す。

「うぉ!高!」

 周りを見渡すと、千里眼を使わずとも街が見えた。さっきのところから歩いていると30分程度か?俺が地上に戻ると、梨里が呆然としていた。やれやれ、化け物を見る目だな。

「すまんすまん、説明してなかったな。さっきのは《飛翔》ってスキルだ。というか、街見つけたぞ」

「すぐ行こう!今すぐ!」

 先程から呆然としていた梨里が、街を見つけたといった途端元気になった。それもそうか、風呂とかも入ってないしな。

「よし、行くか」


 ――数十分後――

「いや、大きいな、この街・・・」

「そ、そうだね・・・」

 街についた俺達は呆然としていた。あまりの大きさに。

「とりあえず、うん。よし」

 色々嫌な予感はしたものの、面倒臭く、考えるのをやめて、俺と梨里は街に入った。

 

遂に街にたどり着きましたね。え?一話内に収まった?確かに遂にってほどでも・・・?

さて(現実逃避)、まさか、梨里さんもまぁまぁ強いんですね。

街に入る前に嫌な予感をした透ですが、当たってしまうのか!?

次の話も見ていただけたら幸いです。

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