98章 丼もの
秀一はローザの元を訪ねた。
「いらっしゃい、神主さん。」
「ん~?何を作っているんだ?」
ローザは料理を作っていた。
「コロッケカツ丼よ~!豚カツの代わりにコロッケが入っているの~!」
「炭水化物に炭水化物か…。コロッケは炭水化物なんだぞ。」
「まぁまぁ!そう言わずに食べて見て!」
秀一は言われるがままコロッケの卵とじ丼を食べてみた。
「びやああ、うまい!!」
なんとそのコロッケ丼は意外にも美味しかったのである。
「他にもこんなのも作ってみたのよ?!」
そこにはから揚げ・豚カツ・エビフライが卵でとじたどんぶりがあった。
「名付けて『からあげエビフライカツ丼』よ!」
「そんまんまかーい!!」
秀一はバットでローザの顔面をノックした。
「いた~いい!でも美味しいはずよ~。」
「ネーミングセンスはイマイチだが味は確かなようだな。」
秀一は美味しそうに食べた。
「でしょでしょ!」
「だが、こんなのカロリーが高すぎて全部完食できないだろ!!!」
秀一は巨大なハンマーでローザの顔を何度も何度も叩きつけた。
「いたぁあああい!!!」
「そうだな。とりあえずネーミングは『トントリエビ揚げ丼』」にしておくか。」
秀一は、一応味は気に入った様子であった。