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95章 IQ
秀一はイチゴの元を訪ねた。
「神主さんいらっしゃい。」
「実はお前に受けて欲しいものがあってな。」
「あら?なにかしら?」
秀一はテスト用紙を取り出した。
「IQテストだ。お前はいつもテストの点数が悪いだろう?だから心配になってな。」
「心配しなくても大丈夫よ!私のIQは分かっているから。」
「なに?お前のIQはいくつなんだ?」
秀一はイチゴを問い詰めた。
「私のIQは53万です。」
ドシーン!(後ろの木が倒れる音)
「アホ―!!!」
秀一はイチゴに気功波を放った。
「きゃああああああああ!!!」
「僕の新技だ。」
「あ~ん!もぅ!枝毛に成っちゃった~あん!」
イチゴのヘアースタイルは乱れてしまった。
「お前はIQがなにか分かっていないな。IQは最大でも三桁までしかないんだぞ。」
「ふ~ん。神主さんのIQはいくつなの?」
「115だ。」
秀一のIQはネタにもならない程度の中途半端な高さだった。
「IQテストなんてIQサプリで十分だと思うわ。」
「この怠け者―!!!」
「いやあああ!!」
秀一は電撃を帯びた鞭でイチゴの顔を何度も何度もむち打ちするのだった。