91章 爆弾
秀一はローサの元を訪ねた。
「いらっしゃい秀一君。」
「何を作っているんだ?」
ローサは大きなジャム瓶に蝋燭の蝋を垂らして密閉していた。
「護身用よ!」
「護身用?」
ローサは自慢に作っている物の説明を始めた。
「爆弾よ!爆弾!
花火の火薬にアルコールとサラダ油と灯油とガソリンを染み込ませて、ジャム瓶に隙間なく敷き詰めた物よ!隙間なく敷き詰めると破壊力が増すのよ!そして、さらにジャム瓶の蓋に穴をあけて花火の導火線を差し込んで蝋で固定したの。しあげに蓋を締めて、蓋と瓶の間を蝋で固めたら完成よ!」
「物騒な物を作るな~!!!」
秀一は鎖に付いたモーニングスターを振り回しローサの顔面に激突させた!ローサ顔面は潰れ、モーニングスターの棘が顔中に刺さった。
「いった~い!」
その衝撃で蝋燭の炎が爆弾の導火線に燃え移ってしまった!
しかし、ローサは気が付いていない。ローサは手鏡で自分の顔を見つめている。
秀一も気が付かず、さっさと部屋の外に出てしまっていた。
「あーん!こりゃ酷い!痕がくっきり残ってる~…。」
ローサが自分の顔の傷跡に気をとられていると、爆弾がついに爆発した。
ドッカーン!!!!!
「きゃあああああああああ!!!!」
爆音と悲鳴が響き渡った!
「何があった!?」
秀一は慌てて駆け付けた。
「ああん!あたしの赤髪があ~!!!キューティクルがぁああん!!!」
ローサは天井まで届く巨大な爆発頭になっていた。
「アフロヘア!?髪型変えたのか?」
「ああん!違うわよぉおおお!!!」
ローサは爆発した髪の毛を3日間かけて徹夜で元のストレートヘアーに戻すのだった。




