90章 親子丼
秀一はローザの元を訪ねた。
「あら、いらっしゃい、神主さん。」
「おお、料理しているのか」
「そうなの~!」
「何を作っているんだ?」
「親子丼よ~ん!」
そこには親子丼が三つもあった。
「こんなに作ったのか?」
「全部味が違うのよ!お店を作れるんじゃないかと思って!」
「お店のメニューを考えて居たのか!」
「ええ!」
ローザは一つ目の親子丼を指指した。
「まずは鶏肉と卵だけの『シンプルな親子丼』。350円。」
「おお。こりゃまた懐かしい味だな。」
次にローザはふたつめの親子丼を指さした。
「次は最初の親子丼に天かすを入れた『おやつ入り親子丼』360円。」
「これもなかなか美味しいな。」
ローザは三つ目の親子丼を指さした。
「最後は最初の親子丼に鮭と味海苔が入っている『大海鮮親子丼』450円。」
「今まで食べた中で一番美味しい!」
ローザは意外そうな顔をした。
「え?そう?」
「うん!良いじゃないか!これなら間違いなくお店を作れるよ!」
「てっきり却下されると思ったのにぃ~」
「その気じゃなかったのかよ!」
秀一はローザの顔を引っ掻き回して蹴り飛ばし、鉄球を投げ飛ばしてローザの顔面に激突させた!さらにローザを投げ飛ばし岩に激突させた。ローザは岩を削りながらずり落ちた。
「あああん!!!私の美しすぎる赤髪に相応しい美しすぎる顔がぁん!」
秀一はトドメにもう一発ローザの顔面に鉄球を激突させた。
「ぎゃふん!」
「やれやれ。まったく…」