80章 クッキング
秀一はロサの元を訪ねた。
「あらん?いらっしゃいませ神主さま!」
「ロサ、何かやっていたのか?」
「お料理ですわ!」
「おおお!偉いじゃないか!感心感心!」
「えへん!ですわ!!!」
「ところで、なんの料理をしているんだ?」
「カップ焼きそばですわ!」
「それのどこが料理だ~!!!」
秀一はロサの顔を引っ掻き回し、高温のアイロンをロサの顔面に投げつけた。
「いやああああああ~~~~~ん~~~~~~~!!!」
「でもまぁカップ焼きそばっておいしいしな、焼いていないが。」
「そうでしょう?さっそくお湯を注ぎますわ!」
ロサはカップ焼きそばにお湯を注いだ。
「後は3分待つだけですわ!」
3分後
「ではお湯を捨てますわ!さぁ食べましょう!」
「ロザ、ソースは?」
「ソースならお湯を入れる前に入れましたわ?」
「え?!」
「え?」
「『え?』じゃないだろ!カップ焼きそばのソースはお湯を捨てた後に入れるもんなんだぞ!?」
「あらら?そうでしたの知りませんでしたわ!」
「ちゃんとカップに説明が書いてあっただろ!!」
「あら?本当ですわ!気が付きませんでしたわ。」
「カップ麺ぐらいまともに作れ~~~~~!!!」
秀一はロサの顔を満遍なく引っ掻き回し、ロザを電撃で痺れさせた。
「あは~~~~~ん~~~~~!!!!」
「全く、カップ焼きそばも作れないんじゃ手料理は到底作れないな。」
秀一は呆れて帰って行った。