表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
55/235

54章 デデンデンデデン

 秀一はジェシーの元を訪ねた。


「お帰りなさいませ。神主さん。」

「うん。」


 ジェシーはアニメのコスプレをしていた。


「またコスプレをしていたのかー。飽きないなー。」

「好きなんです。コスプレ。」

「たまにはアニメ以外のコスプレをしてみたらどうなんだ?」

「そうですね……。」


 ジェシーは映画のコスプレに着替えてきた。


「デデンデンデデン!」

 

 ジェシーはス夕ー・ヴォーズのベロベローダのコスプレをしていた。


「曲と衣装が違うぞ!」

「シュコー。シュコー。」

「息遣いを言葉に出すなよ!」

「以上です。」

「え?それだけ!?」

「はい。」

「もっとちゃんとキャラになり切れー!!!」


 秀一はジェシーを電撃で痺れさせた。


「ああん!ありがとうございます!ありがとうございます!」

「アニメ以外のコスプレはやっぱり駄目なのか?」

「そもそも私『ス夕ー・ヴォーズ』のエピソード1とエピソード2しか見てないですよ。だからベロベローダと言われても名前と恰好以外よく知らないんです。」

「お前、それでよくベロベローダのコスプレ衣装持っていたなぁ!?」

「ベロベローダはよくパロディに使われてるから私も存在だけはよく知ってたんです。だからパロディ用の衣装も持ってたんです。本当は『銅魂』というアニメでパロディのとして出てきた『スペース・ヴォーズ』という劇中作品に登場するアルファベーダのコスプレなんです。」

「結局アニメのコスプレかよ!」

「シュコーシュコーって言いながらライトサーベルを振り回してるイメージしかないです。」

「お前はもう少しアニメ以外も見た方が良い。」

「同じ作り物ならアニメの方が良いです。」

「アニメがそんなに魅力的か。」

「アニメはアニメにしかない魅力があります。人物の顔は見慣れない外国人が多く出てくる洋画よりも見分けやすいですし、CGもアニメの方が良く馴染みます。」

「確かに、アニメにはアニメの良さがあるな。アニメの女キャラは皆可愛いもんな。」

「私みたいに……」

「ん?なんか言ったか?」

「いえ!なんでもありません!」


 ジェシーは二次元以外で唯一好きになったのが秀一なのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ