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ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
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51章 農作業

 秀一はローサと一緒に寺の庭に来た。


「言われていたものを買って来たぞ。」


 秀一は農作業具のクローラ運搬車をローサに渡した。


「まぁ!ありがとう!」

「お前が農作業を始めたいと思っているとは知らなかったぞ!」

「うんん。違うの。」


 ローサはクローラ運搬車に鉄板と鉄筒を付け始めた。


「できたわ!」

「できたって…戦車じゃないか!?」

「そう!これが作りたかったの!」

「下らない遊びの為に使うな!!」


 秀一はローサを投げ飛ばした。ローサは顔面から鉄板に激突した。


「あん!!」

「全く。しかもガムテープでくっつけるなんて雑だな。遊びに使うなら遊びに使うでやるなら徹底的にやれよ!」


 そういうと秀一はガムテープで貼られていた鉄板と鉄筒を溶接し始めた。そして、緑色に塗装した。


「すご~い!!」

「やるなら本格的にやらないとな」

「ありがとう!秀一君!」


 秀一はこういう所が甘いのであった。


「きゃははは!全速全身よ~!!」


 ローサはお手製の戦車で楽しそうに旋回した。


「ねえ!秀一君。お願いがあるんだけれど…。」

「ん?」

「大砲も発射できるようにできないかしら?」

「できるが、それ犯罪だから!銃刀法違反に引っかかるから!」

「そうなの?大砲作ると逮捕ぅ?」

「武器等製造法違反にも引っかかるな。この戦車が引っかからないのは大砲が見せ掛けだけの偽物だから。それと、私有地でしか運転していないからだ。」

「やっぱり本物の戦車は作れないわね~。」

「これでも十分本物の戦車っぽいだろう。」

「そうね!」


 ローサは戦車にのって楽しんだ。しかし、調子に乗りすぎた。スピードを出し過ぎて戦車崖に落ちそうになる。


「ローサ!危ない!!!」


 秀一は間一髪ローサを助け出した。

 しかし、戦車は崖の底に転落してしまう。


「あ~ん!あたしの戦車が~!」

「調子に乗りすぎだ。自業自得だな。」

「もう一回つくりません?」

「作るかーーー!!!!」


 秀一はローサを電撃で痺れさせた。

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