36章 テスト
秀一は美女たちを集めていた。
「今回お前たちを集めたのは他でもない。1週間の後に学力テストをする。」
「えええ!!!!」
美女たちは声を揃えた。
「少しは勉強もできないと生きていくうえで困るぞ。お前たちも最低限の知識は勉強しておくべきだ。」
「そんなあああ。」
「勉強なんてした事がありませんわ!」
「あたしも!」
「私も!」
「だからやるんだよ!」
「面倒だわ~。」
「勉強なんて面白くないもの。」
「そこで勉強を面白くする工夫を考えてある。テストの問題を募集するんだ。」
「なんですって?」
「どういうこと?」
「テストに出される問題を自分たちで考えて作るんだ。出来が良かった問題は実際のテストで採用する。自分で考えた問題なら解けないはずもないだろう。だから、自分の考えた問題が採用されるように真剣に問題を考えるはずだ。」
「そうですわね。」
「確かに。」
「テストに採用されるような良い問題を考えるためには色々調べる必要がある。いろいろ調べながら問題を考えていくうちに勉強にもなるという寸法だ。」
「それいいわね!」
「面白さそう!」
「流石神主さまですわ!」
「私頑張ります!」
「あたしも!」
「アキリサも!」
1週間後歴史のテストが開始された。
「今回は初めという事で全員の問題を採用したが…。全員自分が考えた問題以外は全然解けていない…。」
10~20点が殆どで最高点は25点だった。
「まあ、こんなものか。」
秀一は美女たちを集めた。
「今回のテストは全員赤点だった。全員にお仕置きと言いたいところだが…。今回、全員よく頑張ったからご褒美をやろう。」
「えー!本当!」
「やったー!!!」
美女たちは歓声を上げた。
「ご褒美は僕の歌のコンサートだ!!!」
美女たちは凍り付いた。
「さあ、歌うぜぇ!!!!」
勉強地獄が終わった美女たちは、しばらくの間地獄が続くのであった。