35章 好きな色
秀一はロサの元を訪ねた。
「ご覧になって!私の赤い下着!見せブラと見せパンだから恥ずかしがらなくて結構ですわよ!」
「ロサは本当に赤いものが好きだよなぁ。」
「そりゃあ、わたくしの美しい髪色ですもの!
神主さまは何色がお好きなの?」
「特にないかなぁ。」
「強いて言えば?」
「透明かな。」
「まぁ!神主さまは無色が好きなのね!
だからわたくしも無職なのですわ!」
「下らない駄洒落を言うな!!!」
秀一はロサの顔を引っ掻き回し、顔に鉄球の回転玉をぶつけた。鉄球は猛スピードで孟回転しながらロサの顔面にめり込んだ。
「いや~ん!!!」
「働く気はないのか?」
「ありませんわ!」
「いい加減にしろ!!!」
秀一はロサを10連続往復ビンタし、電撃で痺れさせた。
「いやああああ!」
「そんなに無職が好きならお前の髪も無色にしてやろうか?」
「いやん!それだけはお止めになってええ!!!」
「冗談だよ。お前の髪は本当に美しいな。」
「ありがとうございます。」
「髪を大切にしろよ。」
「この長い髪の毛はわたくしの唯一の友達ですもの。髪は長い友と書くのですわ。」
「僕は友達じゃないのか。」
「神主さまは恋人ですわ!」
「勝手に決めるな!!」
秀一は舌でロサの顔を往復ビンタした。
「舌使い、テクニシャンですわ~。」
ロサはメロメロになってしまった。
「いつまでも髪を大切にしろよ。」