32章 セクシー
秀一はアキリサの元を訪ねた。
「お帰りなさい。お兄ちゃん。」
「うん。ただいま。」
「また新しいたこ焼きを焼いてみたの食べてみて!」
「どれどれ!」
「ホタテのたこ焼きに、シジミたこ焼き、つぶのたこ焼き、サザエのたこ焼きに、アワビのたこ焼きよ~!」
「おお!貝尽くしじゃないか!しかもどれも美味しい!」
「でしょ?今日はアキリサも貝尽くしなの。」
アキリサは上着を脱いだ。ホタテの貝殻のブラジャーを付けていた。
「ぶーーー!!!なんて恰好しているんだ!!」
秀一はアキリサの顔に丸い岩をぶつけた。
「いや~ん!セクシーでしょう?」
「セクシーというかヤラシー。
わざと小さい貝殻を使ったな。」
「シジミの貝殻を使わなかっただけ良心的だと思うけれど。」
「シジミの貝殻じゃ乳首しか隠せないな。」
「そうなのよ~!」
アキリサはホタテのブラを外した。中にはシジミの貝殻のブラが出てきた。
「シジミのブラも付けていたんかーいぃ!!!」
秀一はアキリサの顔を蹴飛ばした。
「きゃん!!!」
「しかも輪郭がはみ出ているし…アウトだろこれは!」
「ちなみに股間はアワビの貝殻で隠してます。」
アキリサはスカートを下した。
「見せんで良い!!!」
秀一はアキリサの顔に熱したアイロンを投げつけた!
「あああん!!!!あっつ~いい!」
アキリサの顔にはアイロンの跡がくっきり残った。
「破廉恥な!」
「お兄ちゃんも分も作ってあるのよ。股間を隠すサザエの貝殻。サザエの中にいちもつを収納するのよ。」
「僕の股間は愉快なサザエさんじゃないぞーぃ!!!」
秀一はアキリサを吹っ飛ばし顔面から岩に激突させた。アキリサはずり落ちた。
「ああんん!」
「全く…。」
「セクシーだと思ったのにぃ!」
「付き合いきれん!」
秀一は飽きれて自分の部屋に帰って行った。