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ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
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22章 ホラーゲーム実況2

 秀一はチェリーの元を訪ねた。


「いらっしゃい神主さん。ホラーゲーム実況の続きをしましょう?」

「あれは編集ができないからやめたんじゃないのか?」

「仕方が無いからノーカットで無修正のままアップロードしましょう。」


 秀一はゲームの続きを再開した。


「ハロ―ニコチューブ!」

「前回の続きからはじめるぜ!」


秀一はゲームを進め、ゾンビを撃っている。


「しかし、何故ゾンビは頭を打つと死ぬんだろうな。」

「頭に脳みそがあるからでしょう?」

「心臓を撃っても死なないのに脳を撃たれると死ぬって言うのはおかしくないか?そもそも身体の筋肉が腐っているのに動けるのが可笑しい。どんなに手足を撃っても動けるのに頭を打たれた時だけ死ぬのはどういう原理だ?」

「そういうもんなの!」


 探索中秀一はグレネードランチャーを拾った。


「やったわ!強力な武器ゲットね!」

「なんで都合よくこんなものが落ちているんだろうな。しかも弾と一緒に。ていうかゾンビに拾われちゃわないのかよ。」


 秀一はチェリーを張り倒した。


「そういうゲームなの!」

「そもそもこんな大量な武器をどうやって持ち歩いているんだ?」

「それは私も気になった事があるわね…。」


 さらにゲームを進めていく。いよいよクライマックスだ。


「このゾンビたちはの正体はアンブネーナ社の作り出したT黴菌のせいだったのか。」

「そうみたいね。」

 

 ラスボスを倒し遂にゲームをクリアする。


「なんだこの釈然としない終わり方は…。打ち切りみたいな…。」

「続編への伏線ね。」

「クリアしたのにハッピーエンドじゃないのかよ!いくら続編シリーズがあるからってそのゲーム毎にハッピーエンドを用意して欲しいぜ。」

「それはそれとして、おつかれさまでした。」

「長かったゲーム実況もついに終わりです。ご視聴ありがとうございました。」

「ついに取り終わったわん!さっそくアップロードしてちょうだい!」


 秀一はネトゲカフェに行って動画をアップロードした。しかし、ノーカット無編集という稚拙な実況は再生数が伸び悩みコメントもつかないのであった。

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