221章 商魂の怪物
「えー、本日も、
『商魂の怪物スペシャル』の時間が、
やって来てしまいました……。」
秀一はチェリーの元に訪れた。
「チェリー、何をやっているんだ?」
「あら神主さん!新しい商売モデルを考えたの!」
「そりゃ大変だ!」
「インターネットで情報開示しまくって、裁判ちらつかせてその示談金で大儲けしましょうっていうビジネススキームよ!」
「ただの示談金ビジネスだろうが!!!」
秀一はチェリーの顔をひっかきまわした。
「いたたたた!」
「何を言い出すかと思えば…。」
「いいアイディアだと思うわよ!示談金を最初は安く設定しておいて、徐々に値段を釣り上げていって早く示談交渉に応じないともっと高くなるわよって焦らすのよ!」
「サザエさんのバナナの叩き売りかよ!」
秀一はチェリーの顔にモンスターボールを激突させた。
バキッ!
「いやん!」
「やれやれだぜ。」
「それだけじゃないわ!8000万円の損害賠償をメールで要求して3日以内に返事をするように期限を設けておいて、3日待たずに即メールを送って賠償額を引き上げて相手を焦らせる作戦もあるのよ!」
「はぁー(クソデカため息)」
秀一はチェリーを蹴り飛ばし、チェリーは顔面から岩に激突した。
「あーん、私の美貌が壊されたぁ~!」
「おいおい、コバヤティ!おいコバヤティ!お前、他人の背の低さを揶揄していたり、他人をパンダ呼ばわりしているらしいな!パンダなのはお前だろ!アバターがレッサーパンダなんだからさ!背が低いのもお前のアバターだろ!レッサーは小さいって意味なんだからさ!パンダなのもレッサー(小さい)なのもお前のアバターだろ!?頭おかしなるで~!レロレロレロレロレロレロレロレロレ!!!きもてぃいいいいいいいいいいい!!!!ケツからレッサーパンダ!」
「最後に自前の広告が流れます。」
「最高においしい、ハイチュウを紹介します。『夕張メロンハイチュウ』、甘くてかなり食べやすいです。まるで高級なメロンジュースのような感じでパクパク食べられちゃいます。メロンにしてはかなり癖が少ないので『メロンは独特な味で食べられない』という方でも全然食べられますよ。チェリーが一番好きなハイチュウです。ぜひ一度食べてみてください。おいしくてどんどん食べらさるので、つい食べすぎてしまうことが唯一の欠点でしょうか。購入は検索エンジンでのサーチでどうぞ。」