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ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
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21章 カラオケ

 美女たちは秀一に頼んでカラオケ大会を開くのであった。


「歌うのは大人の事情でまずいんだがなぁ…。」

「台詞に出さなければ大丈夫でしょう?」


 美女たちは早速歌い始めた。ロザは「なみだの操」を歌った。


「♪~」

「渋い歌を歌うじゃないか。」


 続いてローサは「狙いうち」を歌った。


「また懐かし歌を!」


 ロサは「赤いスイートピー」を歌った。


「懐かしメロメドレーだな。」


 チェリーは「神田川」を歌った。


「古い曲ばっかじゃないか!」


 ローザは「恋はロケンロー」を歌った。


「ようやく新しめの曲がきたか。」


 ジェシーは「コネクト」を歌った。


「ほう、アニメソングか。」


 アキリサは「TAKOYAKI in my heart」を歌った。


「たこ焼きの歌か。」



 イチゴは「いちご」を歌った。

 全員が一通り歌い終るとまた喧嘩が始まった。マイクの取り合いである。


「私がうたうのよ~」

「わたくしが歌いますわ!」

「あたしが歌うわ~!」

「やめろ!!!!!」


 秀一は美女たちの顔をグーで何度も何度も殴った。


「ひ~ん!」

「喧嘩にならないように僕が歌う!歌は『ジャイアンにボエボエ』だ!」


 秀一が歌を歌い始めた。秀一は酷く音痴であった。まさに阿鼻叫喚!吐き気を催すような地獄さながらな光景!永遠と続く悪夢のよう!数分の歌が無限の時間に感じられた!

 秀一はようやく歌い終えた。


「どうだった!」

「……ものすごい……。」

「うっうっ……個性的だわ……。」


「そうかそうか!そんなに上手だったか!じゃあまだまだ歌うぞ!次は『ありがとう、オーレ!』だ!!」


「ひいいい!!!」

「もうやめてえ!!!」


 しかし秀一には聞こえていない。こうしてしばらく秀一のワンマンライブが続いた。

 美女たちはカラオケ終了後、廃人のようになり10日も寝込んでしまうのだった。

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