215章 寿司ペロ動画
ローザは秀一の元を訪ねた。
「神主さん、お願いがあるの。」
「なんだ?」
「バズる動画を撮って欲しくて!」
「バズる動画?お前もか。まあ、良い。どんな動画を撮って欲しいんだ?」
「回転寿司屋さんで、醤油さしや使われてない湯呑を舐め回し、回転している寿司に唾を付ける動画よ!」
「バカッターかよ!!ローザお前もか!!!」
秀一はローザを電撃で痺れさせた!
「いやーーーん!!」
「迷惑動画どころか犯罪動画だぞ!テロだなテロ!」
「え~?でもぉ、飯テロ動画は人気が高いって聞いたけれど…。」
「飯テロとは意味がちがーーーーう!!!お前がやろうとしているのはカスタマーテロだよ!!!」
秀一はローザの顔に最高温度のアイロンを押し当てた。
「いやあああ!!あついあついあつい!!!!」
「飲食店は客の性善説で成り立っているから、そういう性悪説な事をやられると商売成り立たないんだよ!」
「じゃあ、消毒液を回ってるお寿司に噴射する動画なんてどう!?」
「それも悪質だろがい!!!!!」
秀一はローザの顔面に爆弾を投げつけた。
ドカーン!!!
ローザは盛大に爆発に巻き込まれた。
「あーん!髪が滅茶苦茶だわぁ~!」
「消毒液を寿司に掛けるとか完全に異物混入だろうが!妊婦やドライバーがアルコールのかかった寿司を食べたら大変な事になるんだぞ!?」
「じゃあ、使ってない湯呑じゃなくて、自分の湯呑を舐め回す動画ならどうかしら?」
「うーん。」
(審議中)
「ギリセーフかな。犯罪ではないが、それでも止めた方が良いぞ。マナー違反だし。」
飲食店へのカスタマーテロ動画が溢れかえっている昨今、飲食店での不衛生な行為には厳罰を科すあらたな法整備が早急に求められる。政治家はモリカケよりも、こうした問題の早期解決に努めるべきだ。
飲食店での不衛生な行為をした者には200万円以上の罰金か執行猶予無しの懲役刑に処する位は最低限やるべきである。