214章 未成年飲酒
秀一はローサの元を訪ねた。
「何をやっているんだ?」
「動画撮影してるの。バズろうと思って!」
「何の動画を作っているんだ?」
「アイスにこれを掛けて食べるの!」
「何を掛けたんだ?」
「ブランデーよ!」
「お酒じゃないかよ!未成年飲酒かーーー!!!」
秀一はローサの顔を引っ掻き回した後に蹴り飛ばした。
「ああん!酷いわ酷いわ顔にぃ!」
「アイスにお酒をかけて食べるなんて未成年はやっちゃだめだろ!」
「未成年だからこそ、アイスにお酒を掛けて食べたらバズるんじゃない!」
「炎上商法すな~~~~!!バカッターかよ!!!」
秀一はローサの顔面に鉄球を激突させた。
「あん!いった~い!!!」
「全く…。」
「でも法律的にはセーフなはずよ?」
「法律的にはセーフでも動画サイトの規約には違反するだろ。未成年に危険な行為をさせる動画に対する規制は厳しいんだぞ。」
「そうなの?」
「それに、健康被害を考えたら例え合法でもブランデーを掛けたアイスを未成年が食べるのは問題だ。」
「そうなのね。分かったわ!」
「よし!分かってくれたか!」
「ええ、ブランデーアイスを食べるのは止めて、『甘酒を酔うまで飲んでみた』って動画にするわ!」
「僕の話が全然分かっていないだろうがあああああい!!!!」
秀一はローサを蹴り飛ばして顔面から岩に激突させた。ローサは岩を顔面で削る様にずりおちた。
「あーん!私の美貌が壊されたぁ~!」
未成年が甘酒を100本飲む動画でも、未成年が酒入りチョコを100個食べる動画でも、法律上は合法だが、未成年への健康被害を考えてそれらの行為は絶対止めましょう。