206章 焼肉屋のメニュー
秀一は、イチゴの元を訪ねた。
「何をやっているんだ?」
「焼肉屋をやってみたいと思って!」
「イチゴ、お前もか。」
「それでメニュー表を作ってみたの!」
「おお!!どれどれ見せてくれ!」
秀一はメニュー表を見せて貰った。
「この『牛の舞い』ってメニューの最後に、『水死体を食べている感覚が味わえる大人気メニューです!』ってあるがどういう事だ?」
「何かおかしいとこでもあったかしら?」
秀一は水死体の部分は置いとくとして痛烈に突っ込んだ。
「いや、まだ開店前なのに『大人気メニュー』っておかしいだろ!!!」
秀一はイチゴの顔を引っ掻き回した。
「いった~い!!美しい顔が傷だらけになってる~!」
「それだけじゃないぞ!」
「『ヤミサコ牛ネギチジミ』の説明もおかしいぞ!」
「あら?『焼肉ヤクザ』っていうお店とコラボして出そうと思ってる焼肉ヤクザの大人気メニューをそのまま出してるだけだけれど何かおかしかったかしら?」
「『焼肉ヤクザの大人気メニュー。絶対に他では食べられない逸品です!』っていきなり矛盾しているだろ!ここでしか食べられないのか焼肉ヤクザで食べられるのかどっちなんだい!」
秀一はイチゴの顔面にモンスターボールを激突させた。
「あああん!!女の命の顔がああああ!!!」
「まだあるぞ!『ごはん1合200円、ごはん2合600円、ごはん3合1500円』って!なんで多く頼んだ方が割高になっているんだよ!普通逆だろうが!!」
秀一はイチゴの顔面を蹴り飛ばし、イチゴを顔面から激突させた!!
「あああん!!!この美貌を壊した罪で逮捕するわよ~!!!」
「お前が悪い!」
事実は小説より奇なり。