181章 チー卜スレイヤー
秀一はロザの元を訪ねた。
「何を読んでいるんだ?」
「『ステマステイヤーズ』っていう小説よ!」
「どんな本なんだ?」
「SNS作家をモデルにした敵が登場するバトルものよ!」
「どんなキャラだ?」
「1人目は、きちくゆーき、またの名を『双剣の100ワ二』!2人目は、蒲田カズヒ口、またの名を『打ち切りの手違い』!3人目は、ゴミ袋なでしこ、またの名を『悪役令嬢と結婚してしまった結果』!4人目はアトーリエ、またの名を『うそつき女神』、5人目は、やしろだいず。またの名を『息子は中二病でネット依存でスライム』、6人目は阿武隈ふみお、またの名を『被災孤児・キング』!この6人は『ワープの反逆者』と呼ばれる組織の中で『ベスト・オブ・ヘキサゴン』と呼ばれる選ばれし幹部なのよ!」
「へー。それって面白いのか?」
「……………………………………………………………………………………………………。」
「…?」
「……………………………………………………………………………………………………。えーと、そうね、面白いかしら…?」
「何だよ今の間は!!!」
秀一はロザを投げ飛ばした。
ロザは顔面でガラスを突き破り、顔面から岩に激突し、ずり落ちた。
「私の美貌があああんん!」
ロザの顔はガラスの破片だらけになってしまった。
「ぶっちゃけ本心はどうなんだ?」
「うーん…。」
容易なパロディに走る作品は微妙なのだ。
「てかこの小説も…。」