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ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
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179章 阿武隈君

 秀一は8人のひきこもり少女たちと集まっていた。


「ん?妖気!」

「ボクは阿武隈あぶくまふみお!通称阿武隈君!福島の南相塲市の被災孤児の怨念の集合体だ!!」

「福島の被災孤児だとぉ!?」

「私の体重は53万㌧です。」


ドシーン!!(後ろの木が倒れる音)


 阿武隈は7人の美女たちの顔面にのしかかった。


「いやああああんん!!!」

「それがどうしたというんだ!!」


 秀一は足の小指で阿武隈を持ち上げ放り投げた。


「なんと!53万㌧あるこのボクをこうも軽々投げ飛ばすとは!!」

「こんなの朝飯前・昼飯前・夜飯前だ!」

「しかしボクの怨念パワーはこんなもんじゃない!」

「なにぃ!?」

「辛い記憶がボクの胸に深く刻まれている…。おもえばクラ寿司での余震が全ての悲劇の予兆だったんだな…。」

「南相塲市にクラ寿司はないぞ?」

「え?」

「お前本当に被災孤児なのか?自分の事を被災孤児だと思い込んでいる一般人じゃないか?」

「ボクは被災孤児だ。誰が何というと被災孤児なんだ。」

「偽りの記憶の思考が伝わってくるぞ?コーナンもクラ寿司も南相塲市には無い。偽りの記憶だ。」

「ぐぬぬ!」

「偽りの記憶は消えよ!!!」


 秀一は足の小指で阿武隈を持ち上げ宇宙の果てまで投げ飛ばした。


「せいぜい宇宙でステマを頑張るんだな。」

「そんな事より私たちの顔を治してぇ!」


 ひきこもり美女たちの顔は潰れて真っ平らになってしまっていた。


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