17章 ひなまつり
今日はひな祭りである。美女たちは例によって当日になってからひな人形を飾った。
「綺麗に飾れたじゃないか!」
「うふふ。そうでしょう?さあ、これを着てちょうだい!」
「お内裏様の恰好か。」
秀一は言われた通り、お内裏様の恰好になった。すると美女たちはお雛様の恰好をして待っていた。
「私とひな壇に並んで写真を撮って下さい!」
「いいえ!わたくしとおひな様の写真を撮って下さい!」
「いいえ!あたしと並んでちょうだい!」
「お兄ちゃんはアキリサと並んでお雛様になるのよ!!!」
「いいえ!私よ!」
美女たちは揉めてお互いの顔を引っ掻きあった。
「アイドルは顔が命なのよおおおおおお!!」
「女の命の顔がああああああああああ!!!」
「お内裏様の秀一君と並ぶのはあたしなんだからあああ!!!」
「神主さんと並ぶのは私よおおおおお!!!!」
美女たちはもめ合った。
「お雛様のコスプレもいいが三人官女のコスプレも見たいなぁ。」
それを聞くと美女たちは三人官女の姿に着替えた!
「三人官女は私よおおおお!」
「いいえ!私です!」
「アキリサよ!」
「わたくしよ!」
「あたしよ!」
「私なんだからああああ!!!」
「いい加減にしろおおお!!!!」
秀一は電撃で美女たちを痺れさた。
「全員がお雛様と三人官女になれるようにローテーションして写真を撮ろう。」
それを聞くと美女たちがまた喧嘩を再開した!
「一番最初にお雛様になるのはあたしよ!!!」
「いいえ!私よ!」
「わたくしですわ!!!」
「やめんかああああああ!!!」
秀一は美女たちの顔をグーで何度も殴って大人しくさせた。
「公平にくじ引きで決める。」
秀一がティッシュ箱で作ったクジで順番を決め全員の写真を撮った。
「何か、いい感じぃ~!」
美女たちは秀一のお内裏様と自分のお姫様姿に見とれてうっとりした。