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177章 てんぷら
ロザの所に秀一がやってきた。
「ん?料理に挑戦しているのか?」
「そうよ!てんぷらを作ってみてるの!」
「おお!それは良い!」
「まずてんぷら粉に卵を混ぜて…」
「いきなり間違っているーー!!!」
秀一は煮えたぎった油をロザの顔面にぶっかけた。
「いやあああ!!熱い熱い熱い!!!」
「てんぷら粉には卵は要らないんだぞ。小麦粉で揚げる時だ卵が必要なのは」
「そーなの!?」
「知らなかったのかまあいい続けろ。」
「じゃあ水で溶いたてんぷら粉を具材にかけて…。そしてさらにパン粉に付けて…。」
「かわいいねホーント。だけどちがーーーーう!!!」
秀一は鞭でロザの顔を打った。
「いやあああ痛い痛い痛い!!!」
「それじゃあフライになっちゃうだろうが!!!」
ロザの料理の道はまだまだ始まったばかりだ。