153/235
152章 豚カツ牛丼
ジェシーは秀一の元を訪ねた。
「何をなさっているんですか神主さん?」
「ここにスーパーで買ったカツとじがあるだろ?」
「はい」
「ここに吉野家で買った牛丼もあるだろ?」
「はい」
「吉野家の牛丼の上にスーパーのカツとじを乗せたら、豚カツ牛丼のできあがりだ!!!」
「美味しそうですぅ~!!」
「お前も食べるか?」
「はい!いただきま~す!」
パク!
「牛丼にカツって合うんですねぇ!!!」
「そうだろう!そうだろう!」
「全部食べちゃいました!」
「僕の分まで喰うなあああああ!!!!」
秀一はハッカをジェシーの顔に塗りたくった。
「ひやあああ!!!スース―するぅうう!!!」
「しゃあない!そと卯の牛丼にエビ天でも乗っけって食べるか!」
「それも美味しそうですね!」
「お前はさっき食べたばっかだろうが!!!」
秀一は粘着ネズミ捕りシートにジェシーの顔面を激突させた。
「あああん!ねばねばぁ!!!」
秀一は今日も元気に創作料理を研究するのであった。