151章 ダチョウ
秀一はイチゴの元を訪ねた。
「神主さん!大変よ!庭に大きな鳥が居るわ!」
「本当だ!あれはダチョウじゃないか!心無い誰かが捨てたんだろうな」
「ダチョウって飛べない鳥の?」
「ああ!」
「可愛いそうだわ。私が飼ってあげるわ!」
「それがいい」
数時間後。秀一はまたイチゴの元を訪ねた。
イチゴは足をダチョウの縛り、餌を高い木の上に吊るしてていた。
「何をやっているんだぁーーーー!!!!」
秀一はイチゴの顔にデスソースを塗りたくった。
「顔があああ!!顔がああああ!!!私の美肌がああああ!!!」
「何やっているんだよお前!」
「ダチョウさんを飛ばせてみようと思って!」
「ダチョウは飛べない鳥だぞ?!」
「でも同じ飛べない鳥のニワトリは訓練すれば飛べるわ!ダチョウも訓練すればきっと飛べるようになるわ!」
「そうかなぁ?」
「箒でつついてみましょう!」
イチゴは足を縛られたダチョウを箒でつついた。
するとダチョウは大きく羽ばたき5mほど高く飛んだ。
「やったわ!実験台成功!」
「んな、アホな~!」
信じられない奇跡が起こる事もある。
秀一はその奇跡をとくと堪能するのであった。