145章 食べ放題
秀一はローザの元を訪ねた。
「あら、いらっしゃい!また新しいお店を考えたの!」
「ほぅ!どんなお店だ?」
「食べ放題よ!」
「ほー。」
「3時間食べ放題のお店よ!早速実演して見せるわ!」
「楽しみだ。」
「いらっしゃいませー!こちらがメニューになっております。3品交換制です。」
「3品まで頼めるんだな。じゃあチャーメンと天ぷらそばとたらこスパゲティで。」
「かしこまりました!」
5分後。
「なかなか美味しいしいじゃないか!」
秀一は3品ともおいしそうに平らげた。
「よーし次の3品は何にしようかな。」
秀一は3品選んだ。
「よし!決めた!この3品下さ~い!」
「申し訳ありませんラストオーダーを過ぎてしまいましたのでご注文できません。」
「え?まだ10分しか経っていないのに!?」
「うちのラストオーダーは2時間55分前です!」
「早すぎるだろ!ラストオーダー!」
秀一はナックルダスターでローザの顔面を何度も何度も殴った。
「いやあああんん!!!」
「まったく。単なる詐欺だろ。」
「あーん。これで荒稼ぎできると思ったのにぃ!」
「他の方法を考えろ!」
「グッドアイディアを思いついたわ!」
「はや!」
「早速実演するわね!いらっしゃいませー!こちらがメニューになっております。3品交換制で~す!」
「じゃあこの3つ。」
2時間55分後。
「お待たせいたしました!」
「最初の注文品が来るの遅すぎるだろ!!!」
秀一は鉤爪でローザの顔をひっかきまわした。
「ああああん!!顔があああ!!!私の綺麗な顔があああ!!!」
「全くろくな考えをしやしない!」
「最初の品を時間ギリギリにすればがっぱり儲けられると思ったのにぃ!」
「楽して儲けようとすなーーー!!!」
秀一の説教は暫く続くのであった。