12章 臭い食べ物
秀一はロサの元を訪ねた。
「いらっしゃい、神主さん!」
「はい、赤いリボンを買って来たぞ。」
「あらまぁ!嬉しいですわ!ありがとうですわ!」
ロサは早速赤いリボンを髪の毛に結び付けた。
「それと、また創作料理を思いついたんだ。」
「まぁ!ぜひ作って下さい!」
♪~(あのテーマソング)
「秀一の3分クッキング~!今回、用意するものはこちら!」
・シュールストレミング ・納豆 ・エピキュアーチーズ ・ホンオフェ ・キムチ
・キビヤック ・くさや ・ドリアン ・臭豆腐 ・ブラホック ・鮒酢
「うっ…!!!」
ロサはあまりの臭いにえずいてしまう。
「これらをミキサーでミックさせてレンジで1分加熱するだけ!はい出来上がり!」
ムワ~~~~!!
部屋中を何とも言えない臭いが蔓延した。
「さぁ食べて見てくれ!」
「い、頂きま…。」
ロサはあまりの臭いに気絶してしまった。
「起きろロサ!」
秀一はロサの顔を往復ビンタし続けた。それでも起きないので今度はグーでロサの顔を殴り続けた。しかし、それでも目を覚まさない。
「仕方がない。自分で食べるか。頂きます!」
秀一は一口頬張った。
「う~ん!美味である!勿体ないなロサも食べれれば良かったのに。」
秀一は猫の妖怪の割に臭いに鈍感であった。