表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
128/235

127章 ガソダム

 ジェシーはアニメを視聴していた。そこに秀一がやってきた。


「何を見ているんだ?」

「『鉄血のオルフェウス』です。」

「『動くんじゃねぇぞ…』と言う台詞で有名なあれか。」

「はい。」

「おもしろいのか?」

「『ガソダムSAGE』よりは面白いです。」

「『強いられているんだ!』と言う台詞で有名なあれか。」

「そうです。ランクファイブの社長の明日野あすの符璃斗ふりと氏が脚本を務めている事で話題になりました。主人公はアキヒッロ・ヒノです。」

「ゲームが100万本売れるガソダムを作ると言っていた人か。」

「1フラクタルは売れたみたいです。」

「フラクタルはゲームの売り上げの単位にもなるのか。」

「本当は違いますけれど、神主さんにも分かりやすく説明するために例えました。」

「全然わかりやすくないやい!」


 秀一はジェシーの顔を引っ掻き回して傷だらけにし、ジェシーの顔にハリセンボンを投げつけた。ハリセンボンの針がジェシーの顔に深く突き刺さった。


「いたた!ああ、ありがとうございます!!」

「ガソダムって面白いのか?」

「『スター・ヴォーズ』みたいで面白いです。」

「それって『スター・ヴォーズ』のパクr…。」

「でも私はビルドシリーズの方が好きです。」

「ビルドシリーズ?」

「『ガソダムビルドライターズ』や『ガソダムビルドDie-Bar』です。ガンソダムと言うロボットで戦うのではなくて、ガソダムと言うオモチャで戦う作品です。今の子には戦争物よりこういうホビーアニメの方が受けがいいんです。」

「まあ劣化スター・ヴォーズよりもガンプラ特化にした方が良いかもな。所でお前はプラモやガソダムのゲームを買っているのか?」

「買っていないです。ただ見ているだけです。」

「全くありがたみの無いファンだな!」


 秀一はジェシーの股を蹴り飛ばしてツッコミを入れた。


「ああん!ありがとうござます。」

「応援だけじゃなくちゃんと金を落とすのが本当のファンなんだぞ。」

「DVDやBDなら中古で買っていますよ。」

「中古じゃ意味がなーい!製作者に還元されなーい!!」


 秀一はジェシーの顔を地面に擦り付けながら引きずり回した。

 秀一の激しいツッコミはしばらく続くのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ