121章 踊る小走査線
秀一はイチゴの元を訪ねた。
「あら!いらっしゃい神主さん!」
「おう!頼まれていたDVDを買って来たぞ!」
「あらまぁ!ありがとう!欲しかったの!『踊る小走査線』!」
「名言も多い映画だからな。」
「ええ!『アクアブリッジ封鎖できません!』のインパクトは強いです!」
「他にも『どうして現場に小便が流れるんだ!』って台詞も印象深いよな。」
「ええ。『事件は現実で起きているんじゃない!テレビで起きているんだ!』って台詞も最高だわ!」
「アニメを除くと歴代で最高の興行収入を叩きだした邦画だからな。」
「そうよ!だから日本一面白い邦画よ!」
「いや、それはちがうんじゃないか?興行収入と内容の良さは比例しないんじゃないか?」
「何言っているのよ?この映画は日本一売れているんだから、日本一面白いにきまっているじゃない!」
「んなわけあるかー!!!」
秀一はイチゴの顔を金属ハンマーで百叩きにした。
「いったぁいん!酷いわ!酷いわ!顔に!」
「全く売り豚だな。まるで。」
「ウリ豚?韓国の豚?」
「そのウリじゃなーい!!!」
秀一はローザの顔を引っ掻き回し、キムチの汁に漬けた。
「いやああん!染みるわ!染みるわ!!」
「自動コジ機ごと返してやる!」