113章 ヨーヨーけん玉
秀一はローサの元を訪ねた。
「何を作っているんだ?」
「秀一君!良い所に来たわね!あたしの発明品で遊んでみて欲しいの!」
ローサが差し出したのはけん玉の玉が球状のヨーヨーになっている物だった。
「何だこりゃ?」
「けん玉とヨーヨーを組み合わせたものよ!名付けて『ヨーヨーけん玉』!!」
「そんまんまかい!」
秀一はローサの顔を引っ掻き回し、ローサの髪の毛を引っ張ってローサの顔を引きずり回した。
「きゃあああ!!!あ~た~し~の~か~お~!」
秀一はとりあえずヨーヨーけん玉で遊んでみる事にした。
「ほう。普通のけん玉としても遊べるんだな。」
秀一はさらにヨーヨーとしても遊んでみた。
「成程。けん玉にぶら下がってはいるが、ちゃんとヨーヨーにもなるんだな。」
「そうなのよ~!けん玉とヨーヨーの技を組み合わせて遊ぶことでトリッキーな競技にもなるのよ~!」
「びゃあ゛ぁ゛゛ぁ上手ひぃ゛ぃぃ゛!!よく考えたな!」
「もう一つ考えたオモチャがあるの!」
「なんだこれは?」
そこには黒ひげの海賊が樽の中に入っているオモチャがあった。
「この剣を樽に突き刺していって、樽の中から黒ひげを飛び出させた人が負けよ!名付けて『黒ひげ間一髪』!!」
「まるパクリじゃないかーい!!!!」
秀一はローサの顔にアルコールを吹きかけ、口から火炎放射を吐いた。
ローサの顔は激しく燃え上がり黒焦げになった。
「あああん!あたしの美肌がぁああん!!!」
「全く…」
秀一はヨーヨーけん玉を売り副収入にするのであった。