111章 実写化
秀一はジェシーの元を訪ねた。
「頼まれていたDVDを買って来たぞ~。」
「ありがとうございます!」
「しかしドラマのDVDなんて珍しいなぁ。」
「これはアニメを実写化したドラマなんです!」
「そうだったのか。」
「はい。天国先生ぬ~どんって言うアニメでぬ~どんが悪魔の手で人間に悪さする妖怪を次々に倒していくお話です。」
「面白いのか?それ。」
「…。アニメは面白いのですけれど。ドラマは怖いもの見たさで…。」
「実写はどこが駄目なのだ?」
「王藻って普段は人間の姿をした狸の妖怪がいるんですけれど、その妖怪の姿がどう見ても犬の顔したゆるキャラで…。」
ジェシーは実際にそのシーンを見せて見た。
「これは酷い。どうみてもただの着ぐるみじゃないか!」
「そうなんですよね。それと他にも買ってきて欲しいDVDがあるのですけれども…。」
「なんだ?アニメ以外の映画なんて珍しいな。」
「それもアニメの実写なんです。デビルマソとンニックってアニメの実写版です」
「面白いのか?」
「怖いもの見たさです。」
「ちゃんと面白い物選べよー!!!」
バリバリバリ!!!ビリビリビリ!!!
秀一はジェシーの顔を引っ掻き回し、電撃出痺れさせた!
「あん!あん!あん!ありがとうございます!」
「面白い実写ってないものか。」
「ない事もないですけれど基本原作レイプかコスプレ大会みたいになっている作品が多いですね。登場人物の性別が変っていたりとか。」
「それは酷い。」
「いっそライオソキングの超実写みたいなフルCGにした方が良いかもしれませんね。」
ジェシーはアニメ作品の実写の難しさを語るのであった。