110章 ハットグ
秀一はローザの元を訪ねた。
「おお、また料理しているのか。」
「ええ!韓国料理に挑戦しているのよ!」
「ええ?朝鮮料理に勧告しているって?」
「違うわ!韓国料理よ。」
ローザはアメリカンドッグのようなものを揚げていた。
「ほーハットグか!」
「そうよ!今日本でも大人気なのよ!」
ローザはハットグにケチャップとマスタードときなことココナッツシュガーをトッピングした。
「どうぞ!おあがりなさい!」
「いただきまぁす!」
パク!
秀一はハットグを食べてみた。
「ん?これは…。」
「どう?美味しい?美味?」
「これはちくわぶの穴にチーズを入れて揚げた者じゃないかー!!!」
秀一はローザの顔面にダチョウの卵を投げつけた。ローザの顔は激しく凹んだ。
「いったぁ~い!」
「全く…。」
「でも美味しかったでしょう?」
「うん?まあ、そうだな。でもこれじゃあハットグというより『ちくわぶチーズ揚げ』だな」
「屋台で出せば売れると思うの!」
「そうだな…。一緒に出して見るか?」
「ええ…。私は作るの専門だから売るのはちょっと…」
「なら言うな!!!」
バリバリバリ!
ビリビリビリ!
秀一は電撃の爪でローザの顔を引っ掻き回した。ローザは痺れて顔は傷だらけになってしまった。
「あーん!アイドルは顔が命なのよ~!」
「しかしこれは美味しいな」
秀一はちくわぶチーズ揚げを売って副収入にするのだった。




