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ひきこもり娘たちの更生員4  作者: 日本のスターリン
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107章 カラオケ対決

 8人のひきこもり少女は秀一の元に集まっていた。秀一のリサイタルが開かれたためである。


「さぁ!いっくっちゃぁ~!」


 秀一は言わずと知れた音痴である。8人の美女たちは恐怖に戦慄した。しかし、秀一は歌うのを止めた!


「妖気だ!」


 そこには赤髪ロングへアの美女妖怪がいた。その妖怪は歌手の妖怪である。秀一のリサイタルにつられてやってきたのだ。


「ここは僕の独壇場だ!邪魔はさせない!」


 しかし、歌手の妖怪は構わず歌い始めた。


「きゃあああああ!!!」

「神主さんの歌声といい勝負だわ…。」


 歌手の妖怪はまだ本気で歌ってはいなかった。


「私の歌唱力は53万デジベルです。」


 ドシーン(後ろの木が倒れる音)


 そういうと歌手の妖怪は本気で歌いだそうとした。秀一は慌てて自分と歌手の妖怪を結界の中に閉じ込めた。


「たった?53万デジベル?僕は100万デジベルでも歌えるぞ!」


 秀一は100万デジベルで歌いだした。


「キャアアアアアアアアアア!!!」


 歌手の妖怪は苦しんでいる。


「まだまだ行くぞ!1000万デジベル!!」

 

 秀一は1000万デジベルで歌いだした。


「まだまだ上があるぞ!100億デジベル!!!」


 秀一は100億デジベルで歌いだした。

 歌手の妖怪はもう死にそうだ。結界から歌が漏れでて、ひきこもり美女たちも苦しんだ。


「もうやめてえええええ!!!」

「いやああああああああ!!!」


「まさかそれじゃ死なないよな?

 くたばるのはまだは早い。僕のショーはこれからが見せ場なんだからな。

1000億デジベル!!!」


 秀一は1000億デジベルで歌いだした。


「キエエエエエエエエエエエ!!!」


 歌手の妖怪は悶え苦しみ消滅してしまった。


「1000垓デジベルまでは余裕なのにもう終わりか。」


 秀一は結界を解除した。


「さぁリサイタルを続け…」


 しかし、ひきこもり美女たちは全員気絶していた。


「やれやれ、漏れ出た僕の歌声に歓喜のあまり卒倒してしまったか」


 ひきこもり美女たちは1週間は寝込むのであった。

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