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104章 ドーナツ
秀一はロザの元を訪ねた。
「何を作っているんだ?!」
「ドーナツよ!」
秀一の目には緑のドーナツが目に留まった。
「これは何だ?」
「ああ、それは失敗作よ!」
「失敗作?どれどれ?」
秀一はそのドーナツを食べてしまった!
「辛い!!!」
「そうなのワサビ味のドーナツを作ってみたのだけれど…。」
「これはこれで美味しいじゃないか!」
「え?そう!?」
ロザはドヤ顔になった。
「これからは私をマスタードーナツって呼んで頂戴!略してマスドよ!」
「やなこった!」
「じゃあ、これからは私をシスタードーナツって呼んで頂戴!略してシスドよ!」
「やなこった!」
「じゃあ…。」
「しつこい!」
秀一はロザの顔を引っ掻き回し、傷口にワサビをねじ込んだ。
「ひゃああああああああああああああああんん!!!」
秀一は豚まんに目が留まった。
「これはなんだ?」
「ああ、豚まんも作ってみたの!食べて見て。」
豚まんの中にはケバブに使うビーフとチキンが入っていた。
「ケバブ肉まんかこれも美味しいじゃないか!」
「でっしょ~!!!」
「ミス豚まんなら呼んでも良いぞ。」
「それはやめてえ!!!」