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103章 ハヤシカレー
秀一はイチゴの元を訪ねた。イチゴは何かを作っていた。
「何を作っているんだ?カレーのようなハヤシライスのような臭いがするが…。」
「いらっしゃい!今作ってるのはカレールーとハヤシルーを混ぜたハヤシカレーよ!」
「何だって!?美味しいのかソレ!」
「食べて見て~!」
ふー!ふー!
パク!
「お!意外といけるじゃないか!」
「ハヤシライスとビーフシチューを混ぜたハヤシチューもあえるわよ!」
「うん!うまい!」
イチゴはさらにパンを差し出した。
「ハヤシ味揚げパンにハヤシが入ったハヤシパンもあるわよ~!」
「おおお!!!これも上手い!」
「でしょ!!でしょ!!
じゃあ私も早速食べてみるわね!」
「味見していなっかったんかーい!!!」
秀一はイチゴの顔の上でケンケンした。
「いたたたたた!!!」
「人を毒見に使うな!」
そうこう言いながらも、秀一はイチゴの作った料理を全部平らげてしまうのだった。