丈夫な男だった者 そして、ひとになる
元の鞘に納まる、里心。
人恋しく、着いた所が、此処は何処状態(笑
いつの間にか、人を超えてしまったのだろうか、俺は、何処に帰れば、良いのだろう。
何とか、如何にか、こうにか、人員の遣り繰り、食事の手伝い、きずかれない様に地図の改変、操船技術の取得【船底にて、一人乗り船の作成】、海賊に襲われて乗船した船は沈没、「チャーンス」、船底を割り、脱出。
とりあえず、自分の国に何とか帰ってきたが、「ここは、何処、時代は何時?」道が、土じゃない。
アスファルトでもない、金属?でも、柔らかい、車の跡が付いていない、試しに、とがった槍で、突いてみる、傷が付かない、裂いて見ても、何も傷つかない。
一気に時を渡ってしまったのだろうか、何処にも人が見当たらない、店や住宅地が、見当たらない。
住宅地の有った処には、牧草地のごとく草が生えており、金属枠の様なモノで、仕切られている。
まさか、地下住宅か、とも思ったが、入口も見当たらない。
自分の家の有った所に行こうと思うが、街の地形が変わり過ぎて、分かり難い、昔クマと遊んだ(説教されたような。)山に行って見た。
クマの居そうな処を探ってみる、クマは、居たが、二本足で、歩いている。
新聞持って、煙草加えて、サングラスかけて、ハワイアンジャケットの様なモノを羽織っている。
????????????????????????????????あれ?
クマって、動物だよね、確か。
二本足で、歩いて近づいてくる、小さなくまさんが、可愛い声で、
「どうなさいました、道にでも迷われましたか、お困りであれば、あちらに案内所が、在ります。」
「150年ぐらい前には、俺の国が在った筈なんだが、如何なってしまったんだ。」
「150年前ですか、お兄さんは、人ではないのですね。」顔を見上げて、にっこり。
「人のつもりでいたのだが、死なないし、傷つかない、病気にもならない、そこで、死んでみようと思い、色々して見たが、死ねない、異国に行けば、死ねると思い、たどり着いた所で、生き神として祀られた。」
「死は、何も生みません。」真顔に成った様な感じがした。
「生き神として、色々な生き死にを見て、自分で死を選択した事を恥ずかしいと思う様に成った。」
「人は、チョットした事で、死んでしまう。」俺は、思い出した、悲しみでいっぱいになり、いつの間にか、ほほを濡らしていた。
「生き神に成っていた時も分かり合えた人を助ける事が出来なかった。」悔しさが、顔に出る。
「助けたいのに助けられない、人の命が、零れ落ちるが如く、消えていく、心苦しい。」
「人が、人を完全に救うのは、烏滸がましいのかも知れませんね。」微笑んだような感じがした。
「どうせなら、元の国に戻って、人と暮らして行くのも良いかと思い、ここに戻ったんだがなぁ。」
「むかし、むかし、この国に、『俺は、飽きるほど生きる』って、言った人が居たと聞いています。」
ちらりとこちらを見て、にっこり微笑んで、「お兄さんの事ですよね。」って、言いました。
「ああ、確かに俺が、言った」涙を腕で、ぬぐった。
「厭きるほど生きられましたか。」小さなくまさんだったのに段々人の様な顔のつくりに成ってきた。
「飽きる程には、程遠いかも知れないが、人の生き死にを、色々見てきた。」相手の目を見て、話す。
「人の目を見て、話を出来るように成ったんですね。」にっこり微笑んで、「やっと、人に成れた様ですね。」
「うん?、変わったしゃべり方をするんですね。」一寸、首をかしげる。
「わたしも、ずっと、あなたを見てきましたから。」目を逸らして、相手をよく見ると、女神様?
「女神様?ですか」居住まいを正して、相手の正面に向かって、頭を下げる。
「いいえ、わたしは、あなたと同じ、人ですよ、もう少し、間が、持てる様に成ると、【人間】に成るのですが、まだまだです。」ちょっと、驚いて「間が、持てると、人間に成るのですか?」フムッ?
「ちなみに、間って、なんです。」、「間というのは、心のゆとり、です。」
「ふむっ、ゆとりね。」ちょっと、首をかしげる。
人間とは・・・自分なりの考え方で、求めていきます。
つぎは、ちょっと、変わった見方で、心理の一部に近づきます。