25杯目 王都への帰還
エルフの里を出発してから二日。
俺たちは、ようやく王都の門が見える位置まで来ていた。
「見えたぞ!王都だ!」
俺は指差した。
「ええ……でも」
リリアが眉をひそめる。
「なんか、様子がおかしくないですか?」
「おかしい……?」
俺は目を凝らした。
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王都の門には、普段より多くの兵士が配置されている。
そして、門の前には長い列ができていた。
「検問……してるのかしら」
マリアが言う。
「検問?」
「ええ。入城者を厳しくチェックしているみたい」
「もしかして、俺たちの手紙が届いたのか?」
俺は言った。
「かもしれないわね……」
リリアが頷く。
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俺たちは列に並んだ。
前には商人や旅人が何人も待っている。
「どのくらい待つんだろう……」
俺は呟いた。
「仕方ないわ。警戒が厳しくなってるってことは、それだけ真剣に受け止めてくれたってことよ」
リリアが言う。
「そうだな……」
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30分ほど待つと、ようやく俺たちの番が来た。
「次!」
門番が呼ぶ。
俺たちは前に出た。
「身分証を見せろ」
門番が厳しい顔で言う。
「あ、ああ……」
俺は懐から、マーカスがくれた通行証を取り出した。
「これでいいか?」
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門番が通行証を確認する。
「……アル殿か」
「あ、ああ。俺がアルだ」
「お待ちしておりました」
門番の態度が急に丁寧になった。
「え?」
「マーカス様から伝令が。『アル殿が来たら、すぐに城へ案内せよ』と」
「マジで?」
「はい。こちらへどうぞ」
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門番に案内されて、俺たちは王都の中に入った。
「すごい警戒だな……」
俺は呟いた。
街中には、普段より多くの兵士が巡回している。
「ええ……緊張感が伝わってくるわ」
マリアが言う。
「伝令の鳥、ちゃんと届いたみたいね」
リリアが安堵する。
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城の門に着くと、そこにはマーカスが待っていた。
「アル!」
マーカスが駆け寄ってくる。
「マーカス!」
「無事だったか!」
「ああ、何とかな」
俺は苦笑いした。
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「手紙を読んだ。王都が襲われるかもしれないって本当か?」
マーカスが真剣な顔で聞く。
「ああ……エルフの里で、黒ローブが『次は王都だ』って言ってたらしい」
「黒ローブ……」
マーカスが拳を握る。
「それで、警備を厳重にしたのか?」
「ああ。ルーナ姫と王様に報告して、すぐに対応してもらった」
「そっか……」
俺はほっとした。
(間に合ったみたいだな……)
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「それより、アル」
マーカスが声を潜める。
「どうした?」
「実は……妙なことが起きてるんだ」
「妙なこと?」
「ああ。ここ数日、王都で奇妙な失踪事件が起きている」
「失踪事件……?」
俺は眉をひそめた。
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「ああ。騎士が、突然姿を消すんだ」
マーカスが説明する。
「突然姿を消す……?」
「ああ。夜の見回り中に消えたり、休憩中に消えたり……」
「消えた後、見つかったのか?」
「見つかった者もいる。でも……」
マーカスが顔を曇らせる。
「でも?」
「記憶がないんだ」
「!」
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(記憶がない……ロベルトと同じだ!)
俺は驚いた。
「記憶がないって、どういうことだ?」
リリアが聞く。
「失踪前の記憶が、すっぽり抜け落ちてるらしい」
「……やっぱり、黒ローブの仕業か」
俺は拳を握った。
「可能性は高いな……」
マーカスが頷く。
「それで、失踪したのは誰なんだ?」
「それが……妙なことに」
マーカスが真剣な顔をする。
「妙なこと?」
「失踪した人たちは全員、以前に呪いを受けたことがある者たちなんだ」
「以前に……呪いを?」
俺は眉をひそめた。
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「ああ。数ヶ月前から、騎士たちの間でも奇妙な事件が起きていてな」
マーカスが説明する。
「突然、数日分の記憶を失う人が出始めたんだ」
「数日分の記憶……」
「ああ。本人たちも何が起きたのか全くわからない。ただ、気づいたら記憶が抜けている」
「それって……」
リリアが驚く。
「そう。今回失踪した騎士は全員、その記憶喪失を経験した者たちだ」
マーカスが深刻な顔で言う。
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「それで、今までに何人失踪したんだ?」
「確認されてるだけで、5人」
「5人……」
「ああ。そのうち3人は戻ってきたが、2人はまだ行方不明だ」
マーカスが深刻な顔で言う。
「くそっ……もう王都に潜り込んでるのか……」
俺は近くの壁を叩く
「しかも、記憶喪失を経験した騎士は、全部で10人いる」
「10人……!」
「ああ。つまり、まだ5人の騎士が、狙われる可能性がある」
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「とにかく、ルーナ姫に報告しよう」
マーカスが言った。
「ルーナ姫……そういえば、姫は無事か?」
「ああ。城の中で厳重に警護されている」
「そっか……」
俺はほっとした。
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マーカスに案内されて、俺たちは城の謁見の間へ向かった。
扉を開けると、そこにはルーナ姫と王様がいた。
「アル!」
ルーナ姫が駆け寄ってくる。
「ルーナ姫……」
「無事で良かった……」
ルーナ姫が安堵の表情を浮かべる。
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「アル殿、よくぞ戻られた」
王様が声をかけてくれる。
「お久しぶりです」
俺は頭を下げた。
「エルフの里のこと、手紙で読んだ。大変だったようだな」
「ええ……でも、エルフの人たちは無事でした」
「それは何よりだ」
王様が頷く。
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「ところで、王様」
俺は言った。
「マーカスから聞きました。王都で失踪事件が起きてるって」
「……ああ」
王様が険しい顔をする。
「実は、昨夜もまた一人、騎士が姿を消した」
「昨夜も……!」
「ああ。見回り中に消えたらしい」
「その騎士も……以前、記憶を失った経験が?」
俺は聞いた。
「……その通りだ」
王様が重々しく頷く。
「まだ見つかってないんですか?」
「うむ……」
王様が首を振る。
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「アル、あなたはどう思う?」
ルーナ姫が聞いた。
「どう思うって……」
「これ、黒ローブの仕業よね?」
「……おそらく」
俺は答えた。
「エルフの里でも、人族の騎士が操られてた。同じ手口だと思う」
「操られてた……」
ルーナ姫が顔を青くする。
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「つまり、失踪した騎士たちも……」
「ああ。おそらく、黒ローブに捕まって、操られてるんじゃないか」
俺は言った。
「そして、戻ってきた3人は……」
「役目を終えて、解放されたんだろう」
「役目……?」
「ああ。おそらく、王都の情報を盗むとか、そういう目的で」
俺は推測した。
「でも、なぜ以前記憶を失った騎士ばかりが狙われるんだ?」
リリアが聞く。
「それは……」
俺は考えた。
「おそらく、以前の記憶喪失の時に、何か『印』みたいなものを刻まれたんじゃないか」
「印……?」
「つまり、最初から仕込まれていたということか……」
マーカスが拳を握る。
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「なるほど……」
王様が考え込む。
「では、まだ行方不明の2人は……」
「まだ捕まってるか、もしくは……」
俺は言葉を濁した。
(最悪の場合、襲撃の戦力にされるかもしれない……)
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「アル殿、そなたに頼みがある」
王様が言った。
「頼み……ですか」
「ああ。この事件を調査してほしい」
「調査……」
俺は困った顔をした。
(またか……)
「わかりました。やれるだけやってみます」
俺は答えた。
(断れる雰囲気じゃないし……)
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「ありがとう、アル」
ルーナ姫が微笑む。
「い、いえ……」
俺は照れくさそうに頭を掻いた。
「それで、どこから調べればいいんだ?」
「まずは、失踪現場を見てみるか」
マーカスが提案する。
「失踪現場……」
「ああ。昨夜、騎士が消えた場所だ」
「わかった。案内してくれ」
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こうして、俺たちは失踪現場へ向かうことになった。
マーカスに案内されて、王都の西門近くの路地に来た。
「ここが、昨夜の失踪現場だ」
マーカスが指差す。
「ここか……」
俺は辺りを見回した。
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狭い路地だ。
両側には建物が立ち並び、人通りは少ない。
「見回りの騎士が、ここを通った時に消えたんだ」
「目撃者は?」
「いない。朝になって、騎士が戻ってこないことに気づいたらしい」
マーカスが説明する。
「そっか……」
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「マリア、何か魔力の痕跡は残ってないか?」
俺は聞いた。
「調べてみるわ」
マリアが地面にしゃがみ込んで、手を当てる。
しばらくして――
「……あるわ」
「本当か!?」
「ええ。でも、すごく微弱……」
マリアが眉をひそめる。
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「エルフの里と同じね」
「同じ……?」
マーカスが聞く。
「ええ。エルフの里で操られていた騎士も、微弱な魔力の痕跡しか残っていなかったの」
マリアが説明する。
「つまり、同一犯か……」
「可能性は高いわ」
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「この魔力、追跡できるか?」
俺は聞いた。
「……やってみる」
マリアが立ち上がり、目を閉じた。
魔力を集中させているようだ。
しばらくして――
「こっち……」
マリアが目を開け、路地の奥を指差す。
「こっちに痕跡が続いてる」
「よし、行こう」
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俺たちはマリアに従って、路地を進んだ。
曲がりくねった路地を抜けると、王都の外壁に突き当たった。
「外壁……?」
「どういうことだ?」
マーカスが困惑する。
「痕跡は……ここで途切れてる」
マリアが言った。
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「外壁で途切れる……」
俺は外壁を見上げた。
高さは10メートルほどある。
「まさか、ここを登った……?」
「いや、登った痕跡はないな」
マーカスが外壁を調べる。
「じゃあ、どうやって……」
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その時、リリアが何かに気づいた。
「ねえ、この外壁……」
リリアが外壁に手を当てる。
「どうした?」
「妙に冷たいのよ。この部分だけ」
「冷たい……?」
俺も外壁に触れてみる。
確かに、氷のように冷たい。
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「これ……転移魔法の痕跡じゃないかしら」
マリアが驚いた顔をする。
「転移魔法……?」
「ええ。空間を歪めて、別の場所に移動する魔法よ」
「そんな魔法があるのか!?」
俺は驚いた。
「あるけど……使えるのは、ごく一部の魔法使いだけよ」
マリアが真剣な顔で言う。
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「つまり……」
マーカスが呟く。
「黒ローブは、転移魔法を使って騎士を連れ去った……?」
「可能性は高いわ」
マリアが頷く。
「くそっ……転移魔法なんて使われたら、追跡のしようがないじゃないか」
俺は頭を抱えた。
---
「でも、一つだけわかったことがあるわ」
マリアが言った。
「何だ?」
「転移魔法には、膨大な魔力が必要なの」
「膨大な魔力……」
「ええ。つまり、黒ローブの中には、相当な実力者がいるということ」
マリアが続ける。
「それに、転移魔法は同じ場所にしか転移できない制約がある」
---
「同じ場所……?」
「ええ。一度転移した場所には、『座標』が刻まれるの。その座標にしか、転移できないのよ」
「つまり……」
俺は考えた。
「黒ローブの拠点は、いつも同じ場所ってことか?」
「そういうこと」
マリアが頷く。
---
「拠点がわかれば……」
マーカスが呟く。
「ああ。そこを叩けば、黒ローブを一網打尽にできるかもしれない」
俺は言った。
「でも、どうやって拠点を見つけるんだ?」
「それが問題だな……」
俺は頭を抱えた。
---
その時――
「アル殿!」
遠くから、兵士が駆け寄ってくる。
「どうした?」
「大変です!城で、また騎士が一人消えました!」
「なんだと!?」
俺たちは顔を見合わせる。
「今度は城の中で……!?」
マーカスが驚く。
---
「急いで戻るぞ!」
俺たちは城へ駆け出した。
(くそっ……城の中まで侵入されてるのか!)
---
城に戻ると、大騒ぎになっていた。
「何があった!」
マーカスが兵士に聞く。
「第二騎士団のジェラルド殿が、訓練場で消えました!」
「ジェラルド……!」
マーカスが顔色を変える。
「訓練場で……!?」
「はい!他の騎士たちが見ている目の前で、突然消えたと……」
「見ている目の前で……?」
俺は驚いた。
「ジェラルドも、以前記憶を失った騎士の一人か?」
俺は聞いた。
「……ああ」
マーカスが苦い顔で頷く。
---
俺たちは訓練場へ急いだ。
そこには、困惑した顔の騎士たちが集まっていた。
「どういうことだ?説明してくれ」
マーカスが聞く。
「それが……」
一人の騎士が答える。
「ジェラルド殿が訓練をしていた時、突然黒い霧のようなものが現れて……」
「黒い霧……?」
「ええ。そして、霧がジェラルド殿を包み込んだ瞬間……消えたんです」
---
「黒い霧……」
俺は考えた。
(転移魔法……?いや、でも人前で使うなんて……)
「マリア、魔力の痕跡は?」
「調べてみる」
マリアが訓練場の中央に向かう。
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しばらくして――
「やっぱり……転移魔法の痕跡があるわ」
マリアが言った。
「やっぱりか……」
「でも、おかしいのよ」
「おかしい?」
「通常、転移魔法は密かに使うもの。こんな人前で堂々と使うなんて……」
マリアが首を傾げる。
---
「まるで、挑発してるみたいだな」
俺は呟いた。
「挑発……?」
「ああ。わざと人前で消えることで、俺たちを不安にさせてる」
「なるほど……」
マーカスが頷く。
「心理戦か……」
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「アル、どうする?」
リリアが聞く。
「……わからん」
俺は正直に答えた。
「転移魔法を使われたら、追跡のしようがない」
「そうね……」
「でも、黒ローブの目的が襲撃なら……」
俺は考えた。
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「いつ襲撃が来るかを予測して、待ち構えるしかない」
「予測……できるのか?」
マーカスが聞く。
「わからん。でも、やるしかないだろ」
俺は拳を握った。
(今度こそ、奴らを捕まえてやる……)
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その夜、俺たちは城の会議室に集まった。
マーカス、ルーナ姫、マリア、リリア、リーサ、そして俺。
「では、今後の対策を考えよう」
マーカスが切り出す。
「まず、失踪事件だが……」
「これ以上、被害を出さないためにも、騎士たちは二人一組で行動させるべきね」
マリアが提案する。
「それはいい案だ」
マーカスが頷く。
---
「それから、襲撃に備えて、警備をさらに強化する必要がある」
「警備強化……どこを重点的に守ればいい?」
俺は聞いた。
「城と、王都の門だな」
「城と門……」
「ああ。襲撃の目的が和平を壊すことなら、王族を狙う可能性が高い」
マーカスが説明する。
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「でも……」
ルーナ姫が口を開く。
「黒ローブは、いつ襲ってくるの?」
「それが……わからないんだ」
俺は正直に答えた。
「エルフの里では『次は王都だ』と言っていたが、いつとは言ってなかった」
「そう……」
ルーナ姫が不安そうに呟く。
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「とにかく、今できることをやるしかない」
俺は言った。
「警備を強化して、襲撃に備える」
「それしかないな……」
マーカスが頷く。
「みんな、頼む」
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こうして、俺たちは襲撃に備えることになった。
でも、不安は消えない。
(黒ローブは、いつ襲ってくるんだ……?)
俺は窓の外を見た。
暗い夜空。
何かが起きそうな、そんな予感がした。
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次回予告:「黒ローブの襲撃」
ついに、黒ローブが王都を襲撃する!
操られた騎士たちと、アルたちの戦いが始まる!
アルは、どの酒を飲む……?
激闘の展開、次回もお楽しみに!
※毎日更新予定です。お楽しみに!




