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社交界の剪定人

作者: キキ

誤字脱字など色々とあるかと思いますが、最後まで読んでくださると幸いです!




マーガレット・メイカルは社交界で注目されている令嬢である。

彼女は王太子フリードの側近であり、日々社交界を王太子が有利になるように動かしている。マーガレットは桃色が混ざった橙色の髪と蜂蜜色の瞳を持ち、甘い雰囲気を醸し出しているものの、侮ることなかれ。『社交界の剪定人』。王太子の側近として社交界を取り仕切るマーガレットはごく一部の貴族たちからそう呼ばれている。



「マーガレット嬢はどう思いますの?」


公爵令嬢で、最近王太子の婚約者になったアメリア・ウィンゲイ嬢とマーガレットはお茶会をしている。今まさに話題になっているのは、男爵令嬢ソフィア・リーグン嬢のことである。ソフィア嬢は怖いもの知らずにも、アメリア嬢の婚約者、王太子殿下と急接近中と噂である。


(まあ噂は噂ですけれど。けど、噂が立つとは。もっと慎重に行動してほしいわ。)


マーガレットは心の中で自らの主君にキレつつ、アメリア嬢の怒りを収める方向で会話を進める。


「そうですね。正直、慣れたことと言いますか、あのお方は女性との距離感が一般よりも近いので、誤解やゴシップにはなりやすいと思います。好意があろうとなかろうと、皆さま噂がお好きですから。」


「そう。別にわたくしを差し置いて恋仲になるのは構わないのよ?」


急にしおらしくアメリア嬢は伏し目がちになった。そして、確かな目でマーガレットを捉える。


「ただ、結婚するのはわたくし、ということを忘れないでほしいだけ。」


マーガレットはアメリア嬢からの敵意をヒシヒシと感じた。


(ソフィア嬢は噂とわかった上で、私に対しての牽制かあ。恐ろしいわ。)


つまり、アメリア嬢の言葉を訳すと『王太子と恋仲でもいいが、それ以上の関係になるな』である。


(勘違いも甚だしいわ。でもただでやられるわけにはいかないわ。)


「そうなのですね。ですがソフィア嬢には婚約話が出ていますし、身分からしてもただの皆さまの勘違いですよ。」


訳『てめえの勘違いだ。』


アメリア嬢はピクリと眉を動かした。


「あら、マーガレット嬢がそこまでおっしゃるなら、安心だわ。でしたらこれからはわたくしが婚約者として王太子殿下を微力ながら支えていきますので、応援してくださいね?」


訳『これからは私が社交界を取り仕切るから、てめえは引っ込んでろ。』


マーガレットはより美しく微笑む。


「もちろんです。これからも王太子殿下、並びにアメリア様のお二方を側近としてお支えできるよう精進してまいりますのでよろしくお願いします。」


訳『そんな簡単には譲らねえよ?』


(こうも宣戦布告されると、戦いたくなっちゃうわね。)


マーガレットとアメリアの火花をちらし、お茶会は終了した。






「我が婚約者とのお茶会はどうだった?」


王宮の中庭で銀髪蒼目の麗しき王太子殿下がマーガレットの目の前で微笑んでいる。むろん、マーガレットの婚約者のヨセフと、王太子の護衛騎士のエリオットが側にいてる。定期的に開かれる王太子と側近たちの会議中である。


「なかなかお強い婚約者ですよ。王太子殿下と私が恋仲だと勘違いしているようなので、しっかり訂正、いや婚約者は私だとアメリア嬢に思わせてください。」


「アメリア嬢はなかなかセンスある勘違いをするじゃあないか!どうだい、マーガレット?勘違いを事実にしてみない?」


王太子は己の美貌を存分に生かして、笑顔でマーガレットの髪に触れようとした。が、触れる前にヨセフが王太子の手を払う。


「僕の婚約者に気やすく触らないでください。」


「婚約者、ねえ?俺の記憶が確かなら、君たちは契約として俺がお膳立てした婚約じゃなかったけ?」


王太子は生き生きとヨセフをからかう。王太子の言う通り、ヨセフとマーガレットの婚約はお膳立てされたものだ。


(本当にヨセフ様への意地悪がお好きよね。)


「王太子殿下、お戯れもその辺で。」


見かねたエリオットが助け舟を出した。マーガレットはいつものやり取りなのでさして気にしていない。


「本題に入りましょう。」


一息ついて、ヨセフが王太子を見る。


「ああ?そうだな。マーガレット、アメリア嬢はやり手の令嬢か?」


「優秀な方だとは思いますが、情報収集はあまりご自身ではなさっていないご様子。現段階で王太子殿下の策略には気づいていないと思いますわ。あとかなり好戦的なので、しばらくは私と社交界の覇権をかけて戦うことになりそうです。」


いい笑顔でマーガレットは答える。王太子はそんなマーガレットを見て愉快そうに口元を緩め、他の側近は心の中でアメリア嬢に合掌した。


「これで、ウィンゲイ公爵の失脚への道は完成したな。」


今まさに王太子は政治において、王室よりも権力を持つウィンゲイ公爵家の権力を削ぐため策を弄している。公爵家は長い期間大臣職に就いていたために、汚職を多くしている。その他にも他の勢力の排除など黒い噂の絶えない一家である。また、王太子フリードは、ウィンゲイ公爵家の血縁の王子を押しのけて王太子の座に就いた。そのため、絶賛命狙われ中である。だからこそ、ウィンゲイ公爵の娘のアメリアを婚約者に置いて身の安全を図ったのであった。


「しかし、殿下。どのようにしてウィンゲイ公爵の汚職の証拠を手に入れ、世間に公表するのですか?」


「証拠は公爵家の裏帳場で十分。世間の公表はしないつもりだ。」


「秘密裏に処理するおつもりですね?しかし、それでは公爵家の力は削げるでしょうか?」


「力を削ぎ過ぎてもだめだ。貴族のパワーバランスが崩れすぎるのは良くない。王室が権力を取り戻せば、それでいい。」


王太子はウィンゲイ公爵家の当主を交代させることを目論んでいる。なぜなら、公爵の長男は親王室派で王太子との関係も良好。さらに、研究職肌でというか研究者として政治とは遠い生活をしているためだ。


「次男は潰しますか?」


マーガレットはサラリととんでもないことを言った。

公爵の次男は公爵の生き写しのようで、政治にも16歳ながら参加し始めており、周囲から跡継ぎは次男だと言われるほど優秀だ。


「できるのか?」


「ええ。次男様は女癖が物凄く悪いので。うまいこと利用すれば。」


「なら、丁度いい。君に任せる。」


マーガレットは主君である王太子の返事に満足して、席を立った。


「準備してまいりますので、お先に失礼いたします。」


淑女の礼は完璧だ。






マーガレットは家に帰って早速、公爵家次男ロベルトの社交界追放作戦を立てていた。


「ロベルト様は、王太子殿下の妹姫と婚約話が進んでいるのね。」


現在、王室には王子、姫合わせて4名いる。1人目は隣国の王女かつ第1妃を母に持つ王太子フリードだ。2人目はウィンゲイ公爵の妹かつ第2妃を母とする王子フェリクスで、フリードとは王太子の座をかけて争った王子であり、マーガレットの元主君である。ちなみに絶賛社交界追放中。3、4人目は伯爵家の出かつ第3妃を母に持つ双子姉妹王女リリアとユリアだ。ちなみにロベルトと婚約話が進んでいるのはリリア姫である。


「恨むなら己の女癖を恨みなさい。」


マーガレットは1週間で片が付くだろうとおおよその見積もりをたてた。


(一応、王太子殿下に許可を取った方が良いかしら?まあ、軽く確認してからでいいでしょう。)



翌日、とある侯爵家のガーデンパーティーにて。

マーガレットは淡いイエローのドレスを纏って、ヨセフにエスコートされて会場に出向いた。


「急遽エスコートをお願いして申し訳ありませんわ。」


「全然構いません。婚約者ですから。」


(ヨセフ様って生真面目な方よね。)


マーガレットはヨセフの目の下にある隈に心配しつつも、その隈の原因の半分くらいは自分が作っている自覚があるので、申し訳なく感じた。もちろんもう半分は王太子が原因である。


「それでは、行ってまいりますね。」


「いってらっしゃい。健闘を祈ります。」


マーガレットは多くの令嬢の中からお目当ての令嬢を発見したので、そこのテーブルへ向かった。


「ごきげんよう、エレノア様。」


エレノア・ケイ子爵令嬢。彼女はウィンゲイ公爵の次男ロベルトの現在の恋人である。マーガレットとは少し面識がある。


「お久しぶりです。マーガレット様。」


エレノアの実家のケイ子爵家は貴族の中でも末端の方で、王宮は招待されないと出向けない。つまり、世間の事情に疎いのだ。つまり、ロベルトにリリア姫との婚約話が進んでいることを知らない。


(そんな彼女だから、ロベルトは恋人にしたんでしょうけど。)


あまり気分は良くないが、ロベルトからするとエレノアは遊びだろう。


「・・・あの、マーガレット様。どうして私をガーデンパーティーにお誘いになったのですか?」


ガーデンパーティーの主催者の侯爵令嬢はマーガレットと親交があり、エレノアへの招待状を融通してもらったのだ。


「だって、貴方、ロベルト様と恋人でしょう?」


「!なぜそれを。」


「偶然見かけたのよ。貴方たちがお二人でいるところ。応援したいな、って思ったのよ。」


もちろん真っ赤な嘘である。


「マーガレット様のお気持ちは嬉しいのですが、このガーデンパーティーでその、ロベルト様は私を一度も見ないどころか、いないものとされて、不安なのです。」


「そうなのね。もしかしたら・・・・いえ、止めておきましょう。」


マーガレットは含みを持たせて、静かに目を閉じた。


「何かご存じなのですか?教えてください!!」


(かかった。)


「・・・確かなのかはわからないのだけど、ロベルト様のことをリリア姫がお慕いになっているそうで、婚約話が進んでいるそうなの。」


「そんな!私何も聞いていないわ!」


「もしかしたら、ロベルト様は貴方のことを想っているからこそ話しかけれないのかもしれないわ。」


「どうして?」


「リリア姫はとても嫉妬深い方なのよ。だから、貴方とロベルト様が恋仲だと知られると貴方が危険になるかもしれない、と考えているのかも。」


「ロベルト様・・・・!私はどうしたらいいの?」


「そうね、貴方にもし覚悟があるなら、リリア姫と直接お話をするのはどうかしら?」


「でも、わたしがお会いできる方じゃないわ。」


「明後日、王立図書館にご自身の蔵書を寄付されに行くそうよ。王立図書館なら、招待状はいらないでしょう?」


「ロベルト様のこと諦めてくださるかしら?」


「リリア姫はきっと貴方が直接出向くことに心打たれるはずよ。誰が、一番ロベルト様に愛されているかお分かりになるわ。」


「私、頑張ります!」


エレノアの返答に満足し、マーガレットはその場を立ち去った。5分にも満たない出来事だった。




そのガーデンパーティーから明後日経った日の事、社交界にスキャンダルの噂が瞬く間に広がった。その知らせを王太子の執務室でマーガレットは聞き、にっこり微笑んだ。


「これで、ウィンゲイ公爵は殿下とアメリア嬢の婚姻を進めるしかなくなりましたね。」


ウィンゲイ公爵の思惑として、ロベルトとリリア姫の婚姻によってリリア姫が女王に立てば、王配としてロベルトが隣に立てるようにしたかったはずだが、その思惑も潰せたし、次男が跡継ぎになる可能性も潰せた。


「本当に血も涙もないな、君は。」


「心外ですね。これでも、リリア姫の許可は取りましたし、エレノア嬢はリリア姫の侍女になれるように持っていきましたよ?」


王太子は楽しそうに笑っている。


(この人が一番人間性終わっているでしょう。)


「ところで、なぜ今日は他の方がいらっしゃらないのですか?外聞が悪いのですが。」


男女が二人きりというのは醜聞扱いされるくらい体裁が悪い。


(まあ、今すぐ部屋から出れば噂が立つくらいで済むかしら?)


「失礼いたします。」


何も言わない王太子を無視してマーガレットは部屋から出ようとドアノブに手を置いた。しかし、王太子は立ち上がって、マーガレットの後ろに立つ。


「何でしょうか?」


マーガレットが主君の変な行動に眉根をひそめて、王太子の方を振り向くと、両手を掴まれドアに押さえつけられた。


「ご乱心にもほどが!」


マーガレットが叫ぼうとすると、口を塞がれた。


「ーーーーー」


耳元で王太子にささやかれ、マーガレットは王太子を睨んだ。


「この人でなし。後で覚えててください。」


1時間後マーガレットは執務室から出てきた。少しいつもより服装が乱れた装いで。

そしていつも通りの帰り道で、ウィンゲイ公爵が待ち構えていた。それを見てマーガレットは立ち止まった。身をひるがえして、ウィンゲイ公爵を避けようとするが、後ろには武装が見え隠れする使用人、衛兵などが取り囲んでいて逃げ場がなくなっていた。


「マーガレット嬢。我が家へ招待いたしましょう。もちろん来てくださいますな?」


マーガレットは静かにため息をついた。


「・・・お受けいたします。」








「マーガレット嬢が行方不明になりました!!」


翌朝ヨセフが執務室に慌てて入ってきた。その言葉にエリオットは顔をこわばらせるが王太子は愉快そうな顔を崩さない。


「王太子殿下!何か心当たりでもあるのですか!?」


「まあ、ウィンゲイ公爵に攫われたんだろう。」


「なんですとーーーー!!!なぜ殿下はご存じなんですか!?」


「まあ、予測だが。俺がマーガレット嬢に手を出したと思ったんだろう。自分の血筋以外の女に俺の子を産ませたくはないだろうから。」


「マーガレット嬢に手を出したんですかー!!!」


あまりの情報量の多さとショックでヨセフは過呼吸を起こして死にかけた。


「手はだしていない。まあ、落ち着け。俺の説明が終わったら、落ち着く暇はなくなるからな。」


王太子の説明とこれから自分のすることを聞いて、ヨセフは青筋をたてた。


「これが終わったら、とりあえず一発殴らせてください。」






マーガレットは命の危機に瀕していた。ウィンゲイ公爵の手によって首筋に真剣を突き付けられていたからだ。


「マーガレット・メイカル。貴様はいつも私の策を潰す。始めはこちら側だったというのに。第2王子を裏切り、王太子いや第1王子フリード側に立つのみならず、愛人にまでなるとは。」


「いや、愛人にはなってません。」


肝心な部分はすかさずツッコんだ。


「まあいい。これから私の駒になるなら貴様のかつての功績に免じて命は助けてやろう。」


何も言わないマーガレットを見て、満足したのか諦めたのかウィンゲイ公爵は剣を鞘に納めた。


「よく考えるといい。また返事を聞きに来るからな。」


ガチャン 地下牢の鍵を閉めて公爵は去っていった。マーガレットは昨日の夕方に攫われてから、食べ物はおろか水も与えられていない。


(体が重いわ。なんか思い出すわね。この感じ。)


マーガレットはかつて自分が第2王子、ウィンゲイ公爵の妹を母に持つ王子に仕えていた時のことを思い出した。


『おい、まだ仕事は終わらないのか!』


第2王子は王子としても人としてもあまり出来たものではなかった。仕事はマーガレットにすべて押し付けられ、ライバルである第1王子フリードが失脚するように仕向けるのもマーガレットの仕事だった。


『なんで、俺が王太子にならないんだ!おまえは何をしている!!』


メイカル家はウィンゲイ公爵家の分家であるから、父も母もマーガレットを守ってくれず、マーガレットは常に不健康だった。しかし、第2王子の失態をもみ消すため、社交界にも無理して出席している内にマーガレットは不健康というより死にかけという状態に近づき限界を半ば突破しかけていた。


『大丈夫ですか?』


奇しくもマーガレットの状態の悪さに気付いて、初めに声をかけたのは敵派閥である第1王子の側近ヨセフだった。当たり前のように差し出された手にマーガレットの緊張の糸は切れて、手を取るよりも先に気を失ってしまったのだが。


『君を俺の側近にしよう。』


ヨセフと関わっていることが公爵に知られて監禁されかけたマーガレットは、ヨセフが連れ去る形で第1王子のところまで連れてきた。


『連れ去りはよろしくないから、マーガレット嬢とヨセフは婚約するといい。』


どうやったのかはわからないが、王太子がマーガレットとヨセフの両親、国王の許可をもぎ取り、マーガレットはヨセフの実家に身を寄せることとなった。



(なんだか走馬灯みたいで縁起が悪いわね。)


マーガレットは冷静に辺りを見回して、深くため息をつく。


(待つのは苦手なのだけれど。)


キイイイイ

地下牢が開けられる音と共に、こけそうな勢いでヨセフが入ってきた。


「マーガレット嬢!!!お待たせして申し訳ありません。」


水とパンを懐から取り出すヨセフの準備の良さにマーガレットは微笑む。


「ありがとうございます。ウィンゲイ公爵はどうなりました?」


「殿下の思惑通り、誘拐の現行犯と裏帳簿の発見でエリオットに連れていかれました。癪ですが。」


マーガレットが攫われるのは王太子の作戦である。これにより公爵家に問答無用で入ることができ、裏帳簿を確保するためだ。


「・・・あの、マーガレット嬢は本当に王太子に何かされたわけではないですよね?」


「もちろんです。」


珍しく不安そうにする婚約者にマーガレットは満面の笑みで答える。


「1ヶ月後に2週間まとめて休みを取ろうと思っています。」


唐突にヨセフが自分の休みの計画を語りだす。


「?ヨセフ様は働き過ぎなのでいいと思います。」


「もし、マーガレット嬢がこんな僕で良いのなら、その、1ヶ月後に結婚しませんか?」


マーガレットは一気に顔を赤くした。


「今言います?」


「今じゃないと、王太子殿下に邪魔されるので。ムードのないところで申し訳ないのですが。」


マーガレットは『王太子殿下』と言った時のヨセフの表情の変化にまた笑った。


「こんな私で良ければ、お願いします。」


ヨセフはマーガレットの返事に花が咲いたような笑顔をみせた。






===============================================


1か月後には、ウィンゲイ公爵家の当主交代の知らせと共に王太子の側近の2人が結婚したという話で社交界はもちきりになった。

マーガレットはウィンゲイ公爵家の当主交代にも関わっていると噂され、今では多くの貴族から『社交界の剪定人』と言われている。





最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

ちなみに、ヨセフはマーガレットに一目惚れという設定です。

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