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モータースポーツ

セルジオ・ペレス更迭論とその後のシート争い

F1ってマイナーじゃないですか

なので、わかりやすくしたつもりです。


 F1好きだと公言しているモーニングあんこですが、狭い界隈ではあるものの賑わっております。

 F1はCS放送とDAZNの契約をして視聴ができます。地上波はございません。


 今年はオリンピック・パラリンピックイヤーで今年の漢字も金でした。メジャースポーツからマイナースポーツまで多くの日本人選手がメダルを獲得しましたね。オリンピック以降メダリストたちがTVによく出ています。CM出演なども目立ちますね。

 F1ドライバーの角田裕毅という日本人選手は、F1という狭い界隈では大変人気のある選手です。国内外からそのファンの多さは際立っています。そんな角田裕毅というドライバーは日本のTV番組でまず見ません。マイナースポーツのメダリストでも出演してる中なぜ世界で20人だけがドライブできる貴重な人材の角田裕毅選手が出てこないのでしょう。


 それは、無名だからですね。

 日本では、まったく顔も名前も性別。はわかるとして、顔と名前が一致しないどころかそもそもの人気がありません。そんな彼が、TVに出るというのはかなり厳しい。ネットでも人気ユーチューバーがゲストに呼ぶということもなく。相変わらずDAZNとレッドブルの動画くらいでしか活躍の場がない。


 あー。ホンダのCMにちょこっとなにか話してましたね。


 ここまで読んで、F1を見てない人からしたらなんのことかサッパリだと思います。

そこで、レッドブルというエナジードリンクの企業内と連結企業という舞台で話を考えました。

 ただの内部事情をより一層身近な一般企業で考えました。


 出てくるドライバーたちは、営業社員、監督を社長、役職名はなんとなくと察してください。

 架空の会社名と架空の社員たちのお話です。



 主人公の角田裕毅が所属する会社は、ピリッと辛めな総合商社レッドブルの自動車部門であるレッドブル自動車部という企業のその下の下にアパレル系イタリア国内(ローカル)染色せんしょくアールビーという孫会社に勤めています。


 社名が毎年コロコロ変わってしまうくらい安定感のないイタリア国内企業に、怒れる獅子という二つ名の角田裕毅を持つ日本人社員がいます。


 角田は、4年目の中堅社員。会社では、主任として勤めています。ベテランと組むことが多いですが、今年も過去の経歴だけは光るものがあるリカルドというオジサン社員を時折、凌ぐ成績を上げ社内での評価は高い。

 そのリカルドおじさんは役職はありませんが、時々社内で大型契約を持ち帰り染色アールビーをイタリア国外でも知られる働きっぷりがありました。しかし、途中解雇されます。


 角田裕毅は主任という立場ですが、塵も積もればなんとやら精神でコツコツとその力を身に付けます。4年目ということもあり性格に難があった若い頃と違い大人しくなります。それでもなんでもない所で大人として言ってはいけない他社の若手社員に「どこ見とんじゃい!お前なんぞに人権あると思うな!」とピー音が相応しく思われる暴言を吐くなど、精神力はまだまだ新人の頃とそれほど変わらないなどの残念要素が見え隠れしてしまいます。稀に見る外弁慶さを表しました。普段は、社内の社員たちに意味のわからない言葉で罵っており叫ぶこともしばしば。それ故に「内弁慶じゃね?」と社員から陰口を叩かれてしまうこともしばしば4年間言われてます。


 そんな角田裕毅の身近な人達は、「レッドブル自動車部に行けるんじゃね?」と本人をそそのかします。本人もその気になり「望みは薄いけど」と言いつつもやぶさかではない様子。

 そんな折、レッドブル自動車部首脳陣の退陣が相次ぎ混乱。

 ホーナー部長のセクハラ疑惑が発生し火消しに努めます。しかしその火は再び燃え上がるのです。女性従業員とのセクハラ疑惑は無かったとなり、問題を大きくした女性従業員を停職処分にしたことで再燃化。異議申し立てを繰り返し重鎮である自動車部の車のデザインを一手に引き受けるエイドリアン・ニューウェイ課長が来年の契約を自ら切りほぼ退社状態で出勤。これを皮切りに、次々と課長クラスの首脳陣が退社していく。


 その煽りを受けたか、ベテランのペレスという外部契約社員でありながら今年から主任職へ。昨年までは係長でしたが、精神的苦痛が元に降格処分。風当たりが厳しくなり追い込まれる状況を社内と本人でグググっと意気消沈気味。何をやっても上手く行かないと常々ボヤいている。社内でのパワーバランスが悪いというのがあるようですね。窓際社員扱いを受けます。

 そのペレス主任は、良い仕事をすることが多く陰日向で活躍する人物。給料以上の開発研究費用を持ち込めるだけの人柄の良さが光ります。最近は、パワーバランスが崩れてしまいパワハラを常に受け続ける状況。それでは、精神が保ちません。本来は、エースがよく似合うのですが、外部契約ということもあり気持ちが狭くなってしまいます。元々荒い気性でしたが、時折大型契約をまとめるなどの思わぬ働きをして周りを驚かせるだけの力を持ちます。

 今年、ペレス主任自身は来年から2年の複数年契約を外部契約として結びます。しかし、営業成績はまったく伸びず。各国の業界新聞からエースと比べられる日々が続きます。個人攻撃が絶え間なく続き、なんと、日本の業界新聞以外の三流紙からも注目されるようになります。

 エースと呼ばれる世界一の契約件数をまとめ上げるマックス・フェルスタッペン。長いので、マックスと呼びます。マックスは、営業課長として多くの部下から慕われます。マックス課長は、世界中に顧客がおり、独自のチームを作り契約をまとめるのです。それは、レッドブル社内でも支持者が多く「マックス課長の部下で幸せだ」とリーダーシップに惹かれる者たちも多い。

そんな世界一の契約を獲得するマックス課長の所属するレッドブル自動車部では、内乱にほど近い大混乱の影響を受け、マックス課長の営業成績にも大きな影響を受けます。各国で大量に自動車販売を売上ていましたが、突如終りを迎えます。

 会社本社のあるオーストリアで内乱の影響を受け、他の自動車会社に出し抜かれるという失態から始まり10カ国で苦汁をなめると近年稀に見ないくらいの苦悩を感じます。奇策で勝ち取ったブラジル。昨年は猛暑で今年は寒い砂漠の国カタール国でマックス課長のリーダーシップを発揮しどうにか売上1位を獲得します。苦労されましたね。

 ラスベガスでは個人成績として世界一の契約台数を決め盤石さを維持します。

しかし、長らく世界一の売上を記録したレッドブル自動車部自体は、世界3位の販売台数で終わりました。世界1位のマクラーレンカーズから77万台差で負けてしまいます。

昨年と比べ、約270万台も売上を落としてしまいました。危機的状況です。


 その危機的状況に陥ったレッドブル自動車部は、業界新聞などからペレス更迭説が相次ぎおまけに社内の混乱で、気分一新したいとペレス更迭となります。

 ペレス主任交代要員に、日本から角田裕毅主任とシーズン終盤になって再度バイトで入ったリアム・ローソン。からあげクンパワーで出てきました。長い事バイトで繋いできました。

 角田裕毅主任は、4年間同じ席を会社員として温めていますが、バイトのローソンの再会は末席から契約取ってみろ!という非常に厳しいスタートでした。

 昨年から主任になった角田主任は、バイトのローソンに敗北。しかも契約を取ってくるのですから、これには誰もが驚き特にレッドブル自動車部のマルコ相談役はわんぱくおさるのシンバルくん状態に喜びます。

 主にこの2人でペレス主任の穴を埋めるとなり、業界新聞などでは圧倒的に角田裕毅主任が優位だとされてました。元エース級の働きをしていた人たちも角田裕毅待望論で紙面を賑わします。

しかし、決まったのはバイトのローソン。

 ローソンの喜びの第一声は「最高のクリスマスプレゼントだ。レッドブル自動車部のみなさんに、からあげクンで七面鳥の代わりにしたいと思います!ありがとう!もうバイト辞めれる!!」

 喜びいっぱいのお言葉でした。


 一方、さんざん角田裕毅待望論で持ち上げに持ち上げられてズドンと落とされた角田裕毅からは。「だと思ってました。ただの主任ですし。5年目も主任として勤めます」

 かなりの意気消沈が言葉から現れてますね。

 来年の染色アールビー改めブルズ信販でのバディは、新人で口やかましいではなく、バイト2年目にして2番目の本数を売り上げたのアイザック・ハジャーという20歳と組みます。

 尚、角田裕毅主任は「6年目の契約はない」とホーナー部長に絶縁状を叩きつけられました。

 また、アールビーのメキエス部長からは、「こころでは応援してたけど、ホーナー部長からアイツは無いわ、と言われてましたが私個人としては相応しいと本気で思ってました」と内部事情を吐露。


 業界新聞がペレス更迭論と角田裕毅待望論を同時に打ち出していたが、この結果になり業界新聞の地位が危ぶまれる状況に。各業界新聞の社説では、「この結果はおかしい。内部でなにかが起きている」「ペレス事件は社内で起きてるんじゃない!紙面(購読者の気持ち)で起きてるんだ!!」などと声を大きく叫んでおります。

 それに乗じ、角田裕毅待望論を信じ切ってしまったファンたちからも「どう考えても角田裕毅の方が実績があるじゃないか!」と声を揃えて叫びます。


実績とはどういうことでしょうか。

4年間で90カ国で91万台販売した角田裕毅。

2年目で11カ国で6万台販売したリアム・ローソン。

1カ国平均販売台数でみると

角田裕毅は、1.01万台。

ローソンは、0.54万台。


 緊急採用されたバイトの立場と考えると営業能力の高さは、バイトのローソンに分がありますね。

これが正社員で主任の角田裕毅の実績というものなのです。

 孫会社という末端でありながら、キラッと光る仕事の出来を見せつけたことで、大きく評価されたのだと思われます。なにより、備品を壊さないところが素晴らしいですね。

 一方、更迭されたペレス元主任は、備品だけでなく社内の壁や社用車をあちこちにぶつけており修理費がかなり加算(嵩ん)だと言われております。

 角田裕毅主任もペレス元主任ほどではありませんが、自爆事故などを得意としておりペレス元主任とは違い人身事故はほとんどありませんが、とにかく壊すのが得意な人物として世界でも有数でした。今年の開幕戦では、煽り運転が記憶に新しいですね。


 最後に、自身の複数年契約をしたペレス元主任は、契約内容に違反していると主張し違約金が発生したと話しております。一説には約45億円とも。2年間と開発研究費用などを考えての金額のようです。

 レッドブル自動車部は、違約金をどうやって減額するかこの冬の間苦労するようです。ゼロには出来ないでしょう。契約にオプションの年内中の解雇の文言は付けていなかったようですね。途中解雇はあったかも知れませんが、まだ新たな契約に入っていません。今後、バイト(控え)などで残すことになるかも。しれませんね。

 結果としてレッドブル本部からいくらか資金提供を増額して支払うことになるとは思いますが。



 とまぁこんな感じで思ってもらえたら良いのかなと思います。

 いつもナナメから見るのが癖になっているため、角田裕毅待望論はさすがにそれはないなと思ってみてました。日本国内では、待望論者しかいないため否定的なことを書く人は少なく、結果を見て「でしょうね」と思いました。それを心から喜ぶ口汚い人のブログを見て仲間。

 ただ、あまりにも汚く罵るのでは「それどうなん?」と思いつつも見てしまいました。


 レッドブル自動車部というのは、レッドブルの中の一部門というのは現実ですし、あながち間違えてはいないと思います。

 役職名も大体合わせてます。


 染色アールビーは、前身のアルファタウリというリポビタンDの主成分っぽいチームがあり、アルファタウリ自体がレッドブル傘下のアパレルブランドだったので染色と付けました。

 角田裕毅主任は、まだチームの中で係長以上の役職が似つかわしくないというのと、チーム内エースが2年目ということもありいきなり係長以上はありえないかなと。なので、主任くらいがちょうどいいかな。

 リカルド自体出戻りさんですし途中解雇されるくらいの人物なので、平社員でいいのかなと。

ローソンは、名前の通りローソンなのでからあげクンを登場させました。昨年デビューしてますが、今年も同じような扱いでスポット的参戦をしているのでコンビニバイトを連想させるようにしています。もうバイト辞めれて良かったですね。

 ペレスを外部契約社員とした理由は、ペレス本人はレッドブルの育成ドライバーではなく、契約の切れるドライバーの中から選ばれた。なので、外部としました。契約社員で役職は考えにくいかと思いますが、わかりやすくするために役職付き契約社員としました。


 子会社にせず孫会社にした理由に、孫会社から親会社に昇進したらものすごくカッコイイよね!ということから孫会社にしました。子会社だと出向という形もあるでしょうが。半沢直樹みたいですね。


 ポイント獲得点数を自動車販売台数にしました。

 どこのチームも自動車会社なので、販売台数に置き換えたほうがわかりやすいかなと。


 横文字名前が覚えにくいわたしですが、F1ドライバーは何回も使うため覚えてることが多いのです。それでも、印象に残らないタイプだとかなり早くに忘れてしまうので、やはりそこは横文字名前が苦手なんだと思われます。

そうだ。これで、今年1年間のF1を振り返るというのもありなのかも?

その時は、連載で。

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