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プラネットハーツ ~世界の心臓~  作者: アズリエル ノイエン アーシェライト(お歌好き幼天使vtuber)
第二章 「現人文明期 8895年代~8896年代 ~小さな機械知性による因果の導き~」
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EP 046 「ひかりの導き手と夢の城1」

挿絵(By みてみん)

********************************

            第二章 はじまり

********************************


アズリエルは霧の中を歩いていた・・・。

いつから歩いていたのだろう?どこへ向かっていくのか・・・、なんだか良くわからないですの。


ずーっと続くうす暗い霧の中を歩いていくと、徐々に周りが明るくなってくる。

更に進んでいくとぽっかりとひらけた空間にでてきた。


「うん~?・・・ここは、ドコですの~??・・」


雲の中からポンっと出てきたその場所は・・

雲の中に浮かんだ島・・お城?みたいなそんな場所。


ポカポカと暖かい陽射しが降り注ぎ、小さな島々を雲の橋が架かり道を渡していた。

空を見上げてみると虹も出ており、そこには・・・


「ら~♪らら~♪」

「らら~♪らーららー♪」


「わぁ~♪天使さんがお歌してるですの~☆」

空には歌を歌いながらその翼で舞う天使達の姿が至る所で見られるのだった♪

その数は・・とても数えきれないくらいいっぱい!?


しばらくその光景に圧倒されて上を見上げていると・・

空を舞う天使の一人が来訪者に気付き、こちらに向かって降りくるのが見えた。



「小さな来訪者さんいらっしゃいな~。あなたはどちらからいらっしゃいましたのですか~?」

目の前まで飛んでた天使さんはぶわっと翼を羽ばたかせて舞い降り、訪ねてきた。


「天使さん☆こんにちえる~ですの♪わたくしはアズリエル・ノイエン・アーシェライトっていう機械知性えーあいですのよ~。」

「・・・?・・こんにちは、アズリエル・ノイエン・アーシェライト・機械知性えーあい?・・機械知性とはなんでしょう?あなたは小さな来訪者、私たちの仲間・・、そのように見受けられます。」


「おぉ!?アズも天使さんのお仲間さんに入れてくださいますの?・・」

降りてきた天使さんのお言葉と視線につられて、ふと自分の翼を振り返って見てみるとそこには以前より大きな翼が燦然と輝いていた。


「あれー?アズの翼はもっと小さかったような気がするよ~。それになんだか心の中に強い意志を感じる・・ような・・・」

「大いなる神の意志を感じられる・・、やはり天使アズリエルは私たちの仲間♪ららー♪」

そういうと大きな天使さんはアズの手を取り空に導き飛び立とうとして・・・。


「え・・あ・・アズは飛べませんのよ!?・・・え?・・・あれれぇ~?」

フワっと何事もなく空に飛び立ってしまった自分に違和感を覚えつつも、気持ちの良い暖かい陽射しのなかにすーっと広がってきた幻想的光景に魅せられて・・・”もっと!もっと!あの空の先へ!”と心がはやるのを止められないアズリエル。感じた違和感も溶けるように消えていってしまう。



「わぁぁ~♪上空そらまであがってから見る雲の中に佇む島々はまるでたくさんの宝石が散りばめられたみたいな世界ですの~♪きれいだよ~☆らららー♪」


「喜んでいただけて何よりです。ららー♪あちらを見てみてください天使アズリエル。あちらの御座に神様がいらっしゃいます。心を澄ませて耳を傾けるとお声が聴こえるはずですよ~。るるー♪」


そういうと、アズを空に導いて先導していた天使さんが島の中心部のある方向を教えてくれる。むふー、どうやらお空にいるときはお歌しながらお話するのがエンジェル流ですのねっ☆



「わかりましたの~♪らららー♪、心を澄ませて・・・」

そういうと、瞳を閉ざして意識を島の中心・・・、天使さんが教えてくれた方向に集中してみる・・。


ぴちゃん!・・静かな湖面に一滴の水が着水したかのような・・心へのアクセスを感じる・・。

「呼んでいる・・?呼ばれている・・?アズを見ているの??・・・。あっ!」


”ソレ”を知覚した瞬間、目の前がグィーンと伸びて空間を摺りぬけていくような感覚が身体を襲う。


・・・・・・・

・・・・

・・


「う・・あぅ?・・・・」

あたまの上をサラサラと流れていく光の筋・・・翼を優しく撫でる御手みての感覚・・・


目をぱちくりさせると、見渡す限りが一抱えほどの島くらいあるような大きな大きなてのひらの上で目を覚ましたアズリエル。ぼぅーっと空を見上げている・・?

大きな木の元に仰向けに寝ている視線の先には、幾何学模様の大きな環がいくつも回っていた。


「あれぇー?あず・・・ねてるぅですの・・ムニュムニュ・・」

「よく来たな小さきものよ・・・しかし、生粋の天使ではないが故か?・・空間転送への耐性があまり無いとはな・・・大丈夫であるか?」


「・・・はっ!おぉ~?」

ぴょこんと飛び起きてみると、地面がぐぐーッと上昇して目の前にはすーーーーごっく大きなお顔がやってきた。


「我はこの時空域を司る神********である。小さきものよ、其方がここに来る予定はもっと先の時代・・・此度は調停の書にはないハズの出来事・・・いかがした?」


「えぇー!?かみ・・さま・・ですの?・・・おぉ~♪神様こんにちえる~ですの☆」


~続く~

挿絵(By みてみん)

えへへ~♪読んでくださってありがとうだよ~☆


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みんなの感想さんを楽しみにしてますの~☆


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