一本梅のの様『鏡の向こうの子守歌』
「ああ、今日はレビュー日和だな」
さわやかな青い空にうなずいて、レビュー喫茶店の看板を出しました。
わたしはレビュー喫茶店の喫茶マスターのくまごろうです。どうぞお見知りおきくださいね。
このレビュー喫茶店は、おすすめの一冊を語り合う喫茶店でございます。
今日はどんな一冊に出会えるでしょうか――?
「くまごろうさん、おすすめの一冊を持ってきたのっ!」
「うさっこさま、おはようございます。さあ中へどうぞ」
ぴょんぴょん走ってきたうさっこさまは、白いほっぺたがピンク色になっています。
うさっこさまがおすすめの一冊をカウンターに置きました。
本日のおすすめの一冊、どんな本か見てみましょう。
「これは一本梅のの様の『鏡の向こうの子守歌』ですね」
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《本日のおすすめの一冊》
◇作品者/作品名
一本梅のの様
『鏡の向こうの子守歌』
(https://ncode.syosetu.com/n5642fr/)
◇ジャンル/文字数
異世界〔恋愛〕/ 90,111文字
◇あらすじ
ある日突然、異世界にいる「王子の乳母」という女性と入れ替わってしまった百合。元に戻れるようになるまで三ヶ月はかかるって?じゃあ、その時まで乳母さんの代わりに子育てを頑張らないと!
子どもたち(一歳児)の愛らしさに悶えたり、夫である美青年にドキドキしたり、はたまた誰かに命を狙われたりする怒涛の生活が始まった!
「まま!」「まま、しゅき」「好きだよ」
異世界でモテ期到来な女子大学生の、子育てと恋の物語。本編33話と番外編5話です。
(『鏡の向こうの子守歌』の小説情報より引用しています)
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長い耳をぴょこぴょこ動かしたうさっこさまがにこにこ口をひらきます。
「もうすっごくかわいくてレビューのお手紙を書いたのよ……っ」
うさっこさまはレビューのお手紙を見せてくれました。
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◇レビュータイトル
不器用な人達が織りなす愛の物語
◇レビュー本文
少しずつ不器用な人達が集まって、少しずつ糸が絡まって、気付けばどう解いたらいいのか分からなくなっている……
主人公の百合とユリーシアが入れ替わる事をきっかけにその糸が少しずつ解かれていく様子が、読んでいて心が暖まります◎
主人公の百合は女子大学生だったのに、王子の乳母のユリーシアと入れ替わり、はじめての育児に挑戦する様子は可愛い赤ちゃんの存在と共にほのぼの癒されます。
言葉足らずの「にゃ?」しか言えない可愛い赤ちゃんの王子様、ユリーシアの夫ギースとの淡い恋、女子大学生を満喫しているユリーシア……2人は無事に元に戻れるのか?戻って欲しいようなこのままで居て欲しいような……
この結末を一緒に見届けましょう!
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「とにかくかわいいし、きゅんきゅんが詰まっているのっ!」
うさっこさまが、ぴょこぴょこぴょこんと身振り手振り耳振りをしています。
「なんといっても出てくる三人の赤ちゃんがかわいいの――金髪碧眼の『にゃ?』しか話さないクリス王子、ユリーシアの赤ちゃんの赤毛のガンちゃん、訳あってお世話をすることになった水色の髪のロイきゅん……尊いって意味を知ることになったの……っ」
尊いを思い出してぷるぷる震えているうさっこさま。
「慣れない育児に奮闘する百合の健気さもすごく可愛くて、夫のギースと近づいていくじれじれの距離感のもすごく好きなの――番外編のギース様と百合がおすすめ……っ」
はあ、とうっとり夢見るように目をつむるうさっこさまにコトリとお皿を置きます。
「うさっこさま、こちらをどうぞ」
「くまごろうさん、ありがとう」
「うさっこさま、素晴らしいおすすめの一冊をありがとうございます」
本日のおすすめの一冊である一本梅のの様の『鏡の向こうの子守歌』は、くまごろうの本棚に入れておきますので皆さまも手に取ってみてくださいね。
ここはなろう森にあるレビュー喫茶店。
今度はどんなおすすめの一冊に出会えるか楽しみですね。
またのお越しをお待ちしております。