長岡更紗さま『優しい目をした狼騎士は、私の手首にキスをする。』
「ああ、今日はレビュー日和だな」
冬眠から目覚めた空にうなずいて、レビュー喫茶店の看板を出しました。
わたしはレビュー喫茶店の喫茶マスターのくまごろうです。どうぞお見知りおきくださいね。
このレビュー喫茶店は、おすすめの一冊を語り合う喫茶店でございます。
今日はどんな一冊に出会えるでしょうか――?
「くまごろうさん、春になったね」
「アライさん、すっかり寝坊してしまいました。喫茶店をぴかぴかにしてくれて、ありがとうございます」
レビュー喫茶店の中がぴかぴかになっていたので驚いてしまいました。流石、綺麗好きのアライグマのアライさんですね。
「くまごろうさんが冬眠している間にいっぱい本を読んだから、おすすめしたい作品がたくさんあるよ!」
「それは楽しみですね」
アライさんはにこにこしながらおすすめの一冊をカウンターに置きました。
本日のおすすめの一冊、どんな本か見てみましょう。
「これは長岡更紗さまの『優しい目をした狼騎士は、私の手首にキスをする。』ですね」
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《本日のおすすめの一冊》
◇作品者/作品名
長岡更紗さま
『優しい目をした狼騎士は、私の手首にキスをする。』
(https://ncode.syosetu.com/n6874hj/)
◇ジャンル/文字数
異世界〔恋愛〕/ 4,513文字
◇あらすじ
「アリス、俺と付き合ってくれないか?」
「はい?」
騎士の詰所にポーションを卸しに行った時、アリスは唐突に告白された。
狼騎士には、三ヶ月前にあれやこれやのお世話をされていて……!!
恥ずかしいくらいに好きをアピールしてくる狼騎士。
手首にされるキス。その、意味とは──
(『優しい目をした狼騎士は、私の手首にキスをする。』の小説情報より引用しています)
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アライさんはにっこり笑います。
「これはね、すごい短編なんだよ! 応援したくてレビューを張り切って書いたんだよ!」
じゃじゃーん、と効果音をつけながらアライさんがレビューのお手紙を見せてくれました。
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◇レビュータイトル
手首にするキスの意味を知っていますかーー?
◇レビュー本文
一途でぐいぐいな騎士様、ちょっとじれじれ両片想い、最後はあまあまを味わいたい方に絶対おすすめしたい作品があります!
この物語の主人公は、騎士の詰所にポーションを届けるアリス。数ヶ月前、アリスは重たいポーションを持ち上げた時に、腰を痛めて動けなくなったところを騎士のヒューバートに助けてもらう。
ある日、いつものように詰所にポーションを届けたアリスは突然ヒューバートに告白されて……。
ぐいぐい好きをアピールしてくるヒューバート様に胸きゅんが止まらない!
さらりと読める短編なのに両片想いのじれじれもあって本当におすすめです。
唇にするキスは愛情、額にするキスは友情、手の甲にするキスは尊敬ーーキスをする場所にそれぞれ意味があるそうです。
もちろん手首にするキスにも意味があって……。
手首にするキスがなにか知りたくなってきませんか?
さあ、この素敵な恋物語を読んでぜひぜひお確かめくださいーー!
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「手首にするキスの意味を知った長岡さまが怒涛の勢いで書き上げたすっごくおすすめの短編なんだよ」
アライさんが手首のキスの意味を思い出して、ちょっぴり恥ずかしそうにもじもじしていますね。
キスをする場所に意味があると知っていると読む時によりロマンチックな気持ちになれそうです。
わたしは可憐な桜の花びらが一輪浮いた桜湯を桜色に頬を染めるアライさんの前にことん、と置きます。
桜の塩漬けにお湯を注ぐと、「花ひらく」美しさから桜湯は、お祝いの席で飲まれてきました。
「アライさん、桜湯をどうぞ」
桜色のマカロンも添えて、美しい春をいただきましょう。
「悲恋やすれ違いを描く長岡節の作品もとても魅力的なんだけどーーこの作品は、とってもすてきなハッピーエンドだからレビュー喫茶店の久しぶりの開店にぴったりだと思ったんだよ!」
うきうきする春にぴったりなハッピーエンドの作品を読めば心地よい気持ちになりますね。
「アライさん、おすすめの一冊をありがとうございます」
本日のおすすめの一冊である長岡更紗さま『優しい目をした狼騎士は、私の手首にキスをする。』は、くまごろうの本棚に入れておきますので皆さまも手に取ってみてくださいね。
ここはなろう森にあるレビュー喫茶店。
今度はどんなおすすめの一冊に出会えるか楽しみですね。
またのお越しをお待ちしております。







































