石江京子さま『ゆるキャラは異星人』
「ああ、今日はレビュー日和だな」
UFOに出会えそうな秋空にうなずいてレビュー喫茶店の看板を出しました。
わたしはレビュー喫茶店の喫茶マスターのくまごろうです。どうぞお見知りおきくださいね。
このレビュー喫茶店は、おすすめの一冊を語り合う喫茶店でございます。
今日はどんな一冊に出会えるでしょうか――?
「くまごろうさん、どんぐり見つけたよ!」
「アライさん、帽子をかぶっているラッキーどんぐりですね」
アライさんが嬉しそうにエプロンのポケットにラッキーどんぐりをしまっていると白ヤギのシーロさまとウサギのうさっこ様がやってきました。
旅行に行きたいなあが最近の口ぐせのうさっこ様とシーロさまがおすすめの一冊をカウンターに置きました。
本日のおすすめの一冊、どんな本か見てみましょう。
「これは石江京子さまの『ゆるキャラは異星人』』ですね」
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《本日のおすすめの一冊》
◇作品者/作品名
石江京子さま
『ゆるキャラは異星人』
(https://ncode.syosetu.com/n0352gm/)
◇ジャンル/文字数
宇宙〔SF〕/ 194,338文字
◇あらすじ
ここは、丸山県四角川市――の隣にある田舎町『へお町』。その唯一の観光名所『へお城』に住むゆるキャラは、単なる着ぐるみではなく、本物の宇宙人だった。
柚香は、幼馴染の康介から、このもふもふした宇宙人の子「へおちゃん」(ゆるキャラ名)のお世話をするアルバイトを依頼される。
柚香と康介は、へお町ご当地キャラクター役の「へおちゃん」を、着ぐるみとして活躍させて、無事に宇宙からのお迎えの日に帰してあげることができるのか!?
(『ゆるキャラは異星人』の小説情報より引用しています)
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「このおはなしを読んだらね、みんなでへお町に旅行に行きたいなって思ったの……っ!」
ぴょんぴょん椅子の上で跳ねながら、うさっこ様はレビューのお手紙をぴらぴらと広げました。
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◇レビュータイトル
『へおちゃん』という大人気のゆるキャラを知っていますか?
◇レビュー本文
幼馴染との恋にときめきたい、かわいいに癒されたい方にイチオシな作品があります♪
大人気のゆるキャラ『へおちゃん』
鳴き声は、へおへおっ!
うるうるした大きな瞳に猫みたいなお顔、口もとはうさぎみたいで、三角のたれ耳で茶色のもふもふに覆われています。小さな丸い尻尾もとっても魅力的です。
最大の特徴は――なんと、宇宙人なことなんですっ!
さて、物語の主人公は仕事を辞めたばかりの柚香。町役場の求人情報を見ていたら、幼馴染の康介に三か月のバイトをやらないかと声をかけられる。
宇宙人のへおちゃんをお世話するバイトを引き受けたことから物語は動き始めて……。
子どものへおちゃんはかわいいけど、宇宙人という秘密が見つからないようにひやひや、忘れていた自分の夢を思い出してわくわく、爽やか系イケメンの幼馴染の康介への恋心にどきどきして。
へおちゃんが宇宙に帰ってしまう前に、ぜひ会いに行きませんか――?
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「へお町のおさんぽマップも持って参りましたよ」
三日月を横にしたような瞳をニィと細めたシーロさまがひらひらとおさんぽマップを見せてくれました。
「へお町のゆるキャラ『へおちゃん』に会いたいのよっ!」
ぴょこぴょこ耳を動かすうさっこ様とアライさんもうなずきます。
「へおちゃんの口ぐせが『へおへお!』ですごくかわいいよね! 今ならへおちゃんのラッピング電車に乗ることもできるよ――くまごろうさん、みんなで行こうよ!」
へおちゃんの魅力に皆さまが夢中になってしまうのはすごく分かりますと大きくうなずきます。トゲトレーニング中のハリヤマさまも誘ってみましょうと返事をした後、わたしは森のオーブンで焼いたパンをお皿に乗せました。
「へおちゃんおすすめのメロンパンと焼きそばパンをどうぞ」
「くまごろうさん、ありがとう」
「うさっこ様、シーロさま、素晴らしいおすすめの一冊をありがとうございます」
本日のおすすめの一冊である石江京子さまの『ゆるキャラは異星人』』は、くまごろうの本棚に入れておきますので皆さまも手に取ってみてくださいね。
ここはなろう森にあるレビュー喫茶店。
今度はどんなおすすめの一冊に出会えるか楽しみですね。
またのお越しをお待ちしております。







































