弥生雨
やよいさめ
目まぐるしく変わる
天候とやらを
羨みながらも日々を課す
1日が何とかやら
暮れ過ぎて行く
大したことも出来ないのに
人が生きながら暮らすことは たいそうである
めんとくさいことを
いかにこなして行くかが課題みたいなもであろうな
ご託宣を並べてみても
ちっとも変わりゃしねぇよ
むしろ衰えばかりが
先立つから
情けねぇなあと口が
開いて言葉が出ちまう
思うことは
あしたのお天気様と
あしたの食い扶持だけだよな
おまんまと飲み水さえ
ありゃ 何とかなるぜ
てなことを頭の中で
考えちゃみるが
現実とやらの世界は
厳しいだけだろかなぁ
少しばかりは
甘い世界も味わえねぇとさ
人間なんぞ
やっていらねぇぜ
まったく もってよ